![shinpukusaikan.jpg](https://ishouari.com/070630/shinpukusaikan.jpg)
まだおやつの時間帯(?)ながら、帰り際に「第一旭 本店」の隣に居並ぶ「新福菜館」に寄ってみました。
中途半端な時間なのに、店内はほぼ満席。
そこで、中途半端な腹具合なのだけど食べたい、そんなヒトにピッタリのメニューを見つけました。
女性や子供、はたまた酔っ払い用とも思われる「中華そば(小)」だ。
どれどれどんなラーメンかなぁと待っていると、嗚呼、やってきました黒いヤツ。
初めて東京の蕎麦のかけ汁を見てタジろぐ関西人の気持ちがちょっと分かってしまいそうな色合いのスープだ。
![shinpukusaikan01.jpg](https://ishouari.com/070630/shinpukusaikan01.jpg)
多少塩辛いかなぁと思うものの、醤油の魅力をストレートに生かした、どこかで啜ったことのある懐かしさを含んだスープ。
そこに合わせた麺は、粉っぽくさえ思わす、加水のない、歯切れのいい細麺だ。
![shinpukusaikan02.jpg](https://ishouari.com/070630/shinpukusaikan02.jpg)
博多の麺とはまた違う剛さがあるぞ。
チャーシューはお隣「第一旭」にも近く、いわば京都主流の仕立てか。
思えば、新京極の方で食べたいラーメンは、「第一旭 本店」と「新福菜館」の間に生まれたもののような気がしてきた。
![shinpukusaikan03.jpg](https://ishouari.com/070630/shinpukusaikan03.jpg)
やっぱりこの2軒が京都のラーメン事情に及ぼした影響は少なくなさそうです。
「新福菜館」本店
京都市下京区東塩小路向畑569 [Map] 075-371-7648
http://www.shinpuku.net/
column/02285
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。