![marcheauxvins.jpg](https://ishouari.com/0502/marcheauxvins.jpg)
外苑西通り沿いの「アルモニ」の山田シェフが、ひとりひとりのお客さまに目の届くサービスを、との想いを昇華させた定員9席のカウンター・ビストロ。
丹精を込めた宝箱のような空間がなんとも心地いいの。
食前酒に、シャンパンと苺のカクテル。
シャンパンと苺それぞれの香りの出会いが楽しめます。
この日の前菜の中から選んだのが、「ドンブ産グルヌイユのムニエル」と「フォアグラのポアレ・シュープリーズ」。
![marche02.jpg](https://ishouari.com/0502/marche02-thumb-66x49.jpg)
訊けば、魚だろうと憶測していた”グルヌイユ”とは蛙のことでした。
閉じ込められた旨味が迸る。蛙がこんなに旨いなんてね。
一方、たっぷりと豊かなフォアグラを堪能させるポアレは、口にすると思わず目を閉じてしみじみしてしまう。
![marche03.jpg](https://ishouari.com/0502/marche03.jpg)
うう、堪らん。
![marche04.jpg](https://ishouari.com/0502/marche04-thumb-66x49.jpg)
悩んだ末のワインは、BORDEAUXの「CHATEAU CAMUS」。
キリリとした中にスッと甘さの香る白です。
主菜のひとつは、フレンチ仕立てのお好み焼きとも云える楽しい逸品。
織り込まれているのはもち豚。
![marche05.jpg](https://ishouari.com/0502/marche05-thumb-245x183.jpg)
![marche06.jpg](https://ishouari.com/0502/marche06-thumb-245x183.jpg)
煮込み料理と聞いて浮かんだ予想を見事に裏切られたのが「カスレ・トゥールーズ」。
白いんげんと肉類を煮込んだもので、南仏の郷土料理のようです。
ふむふむ、これまた旨い。
![marche08.jpg](https://ishouari.com/0502/marche08-thumb-66x49.jpg)
白を飲み切ったところで、「Chateau Puech-Haut」などの赤をグラスでいただいて、チーズを所望します。
![marche07.jpg](https://ishouari.com/0502/marche07.jpg)
ハードタイプからウォッシュ、ブルーなどバラエティが嬉しいプレート。
気がつけば、あっという間に時間が過ぎていました。
今度いつこれるのかなぁ。
「MARCHE AUX VINS」は、広尾商店街を進んで、左に折れた先を右折した左手。
![marcheauxvins01.jpg](https://ishouari.com/0502/marcheauxvins01.jpg)
ところで、青山のお店はどうされているのでしょうか。
「MARCHE AUX VINS」 渋谷区広尾5-19-3
[Map] 03-3441-9979
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。