column/01061
居酒や&BAR「大福」で 路地の妖しい赤提灯籠の見せ金
元「あわや」の脇を入る路地に妖しく赤提灯が揺らいでいて、手作り風のトタン看板には「居酒や&Bar」の文字。
決して足を踏み入れてはいけないんだとも思うし、まかり間違って絶品のツマミでもでてきたらどうしようかとも思う。
気になるけど行けない、そんなお店の暖簾をとうとうこの日潜ってしまいました。
くの字に曲がるメラニン貼りのカウンターに7つほどの席。
卓球部員風のジャージを履いた大将が「なんだ~?」という顔つきで「らっしゃ」と迎えてくれます。
生ビールの大中小がそれぞれ、280、100、50円なり。
雑然と酒壜の載った台に貼られたマジック書きのメニューは高くても250円。
キャッシュオンデリバリーばりに目の前に小さな籠が置かれて、そこに「見せ金」を置けという。
ひとまず千円札一枚とありったけの小銭を入れる。
「アスパラガスのマヨネーズお願いします」と告げると、「へっ?あ、あるかな~、どうかな~」と大将。
凄い。予想を遥かに越えるリアクション(笑)。
他にも驚かれるメニューがほとんど。
「がつ刺し」に至っては、3回も注文したのに結局でてこない。
ん~、楽しくすらなってくる。
そして2人で〆て1700円ちょっと。
そんな特異な世界と格安で呑める空間に興味のある方は、是非一度訪れてください。
「大福」 中央区八丁堀2-26-6 03-3551-6601 [Map]