まだ中途半端なおやつの時間帯ながら、帰り際に「第一旭 本店」の隣に居並ぶ「新福菜館」に寄ってみました。中途半端な時間なのに、店内はほぼ満席。
そこで、中途半端な腹具合なのだけど食べたい、そんなヒトにピッタリのメニューを見つけたのであります。
それは、女性や子供、はたまた酔っ払い用(?)、
とも思われる「中華そば(小)」。
どれどれどんなラーメンかなぁと待っていると、
嗚呼、やってきました黒いヤツが。
初めて東京の蕎麦のかけ汁を見てタジろぐ、
関西人の気持ちがちょっと分かってしまいそうな、
そんな色合いのスープだ。
多少塩辛いかなぁと思うものの、
醤油の魅力をストレートに生かした、
どこかで啜ったことのある懐かしさを含んだスープ。
そこに合わせた麺は、粉っぽくさえ思わす、
加水のない、歯切れのいい細麺だ。
博多の麺とはまた違う剛さがあるぞ。
チャーシューはお隣「第一旭」にも近く、
いわば京都主流の仕立てか。
思えば、新京極の方で食べたいラーメンは、
「第一旭 本店」と「新福菜館」の間に、
生まれたもののような気がしてきた。
やっぱりこの2軒が、
京都のラーメン事情に及ぼした影響は少なくなさそうです。
「新福菜館」本店
京都市下京区東塩小路向畑569 [Map]
075-371-7648
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