初めて降り立つ和歌山駅。
駅前のロータリーから田中町という交差点目掛けて国体道路を進むと、辺りから漂う豚骨臭。
うっほほー。
まだお店まで距離がありそうなのに、早くも匂いで歓迎してくれるとは嬉しいでないの(笑)。
中華そば「井出商店」。
紅い暖簾を潜ると女性客が3人ほど。こじんまりした店内に、懸命に麺を啜る音だけがしています。デフォルト「中華そば」で。「特製中華そば」は、チャーシューの量が多いんだそうだ。
殻を剥いて用意していた玉子を投入した「中華そば」。
まずはどんぶりを持ち上げて、スープをひと啜り。
へー。「天下一品」のようなドロッと具合を想像していたためか、意外に軽いとろみに少し驚く。豚骨スープの魅力を直球で煮出しながら、雑味なくすうっとしている感じ。若干強めの醤油が味わいに芯を作っている。
こんなスープには当然の細ストレート麺。
やや柔めに思えたので、固めでお願いできればいいのかもしれません。
テーブルに置かれていた「早すし」を中途でカジりつつ、ぺろっと完食。
久々のスープ完飲
であります。
ああ、待望の「井出商店」にやっと出会えました。
「井出商店」 和歌山市田中町4-84 073-436-2941
column/02383