夕食に、と「かどわき」の近くにある蕎麦店に寄ってみました。板張りの階段を地階へと降りた踊り場にも半ばオープンエアーな席があって、既に酒肴に興じている先客がある。店内のテーブルもほぼ埋まっているような様子に、窺うように覗き込むと、丁度カウンター席が空いているという。香ばしい揚げ目、そして芋のほんのりとした甘さを引き出す塩の加減が旨い「石川小芋の唐揚げ」なんかをお供に、アサヒのプレミアムビールの「琥珀の時間」をいただく。ハーフ&ハーフのようなトーンで、すっきりさとコクのバランスがとれた一杯だ。芋あたりに進んでしまいたいところをぐっと抑えて、蕎麦へ。「鴨南そば」と「鴨煮込みそば」というのがあって、鴨南そばは国産合鴨のロースを使い、煮込みの方は部位が違うという。まだ早いかなと思いつつ、ものは試しと「鴨煮込みそば」をオーダーしました。つまりはモツ煮込みならぬ鴨煮込みがトッピングされた蕎麦column/01643
