
やっぱり麻布十番のオヘソだなぁと思う、
十番パティオ。
ロータリー下側には、和食「もち玉」やBar「tellus」。
いつも人気のカフェ「LA BOHEME」の店内を覗きながら、つらつらとゆるやかな傾斜を上がると、「きみちゃん」の銅像の向こうにピーコックが見えてくる。
その右手角の「東京ラスク」も視野に右に視線を振ったところに見つかるのが、「リタティーノ」。
今日は、麻布十番で「
パフェラッチ!」です。
この角っこあたりって、山田ヒロさんの店「ヒロソフィー」があったところじゃなかったかな。
そんなことを考えながら、店頭のパネルを覗き込みます。

そこには、お子様からご年配の方まで、安心して食べていただけるように、安定剤を自然素材に代えて、パティシエが考えたリタのジェラートを是非、とある。

そしてその下に示すのが、”本日のねりたてアイスクリーム”。
「煮出しバニラ」「ブラッドオレンジ」「フランボワース」「灘の酒かす」などといった10数種類の小さなプレート並んでいて、それらが「ただいまのフレーバー」と「これからのフレーバー」とに分けられている。
どうやら、その10数種類のアイスが順繰りに”練り立て”で供されるということらしい。
冊子には30にも及ぶフレーバーが示されているから、時季に応じたバラエティはもっと広がるってことなんだろね。
木目の扉の向こうは、白を基調とした明るくポップな意匠。
ショッキングピンクのカウンターがアクセントになっていて、
その奥が硝子越しの”練り練り工場”か。
SMILE SIZE(150g)かHAPPY SIZE(225g)のねりたてアイスを所望するひと達に交じって、「イートインでパフェを」と告げると、応じてくれるニッコリ笑顔。
出来上がりを待つは、右手の壁際に据えられたスレンダーなカウンターのスツールで。
すると、待つ間、いずれかのフレーバーのねりたてアイスを試供してくれるという。
カップの「麻布ショコラ」はなるほど、練り立て感あるとろんとした表情。

どれどれとスプーンを動かすと、
一瞬のねっとりしたテクスチャがさらっとした感触に一変して消えてゆく。
そこへ、オトナなショコラ風味が追い掛ける。
皆が知っている、溶けはじめそうな頃のアイスの美味しい瞬間が、
最初から愉しめるってな感じでしょうか。
それがだらしなく蕩けたものじゃないのは、
マイナス6度という絶妙な温度に秘密があるのかもしれません。
それはちょっと面白そうと思わせる「麻布バジルパフェ」。

ただ、そのグラスを真上から眺めるも、肝心のバジルの気配がない。
おねえさんオーダー間違えちゃったのかなぁと、
怪訝な表情でトッピングの苺スライスやキャラメルなチップスを平らげて。

その下へとスプーンの先を進めると、
なははは、いたいた、フレッシュバジルのアイスクリーム。
この香りの弾けっぷりは、まさに今そこで刻んだばかりのバジルの葉を織り込んだよう。

「バジルパフェ」は、グラスの横から覗くのが正しい観賞の仕方のようでございます(笑)。
「リタティーノ・マンゴーパフェ」といえば、
トップをごろごろと飾る大振りブロックのマンゴー。

濃密バニラアイスを覆っている円い酸味を含む南国の香気は、
石垣島・川平ファームのパッションソースらしい。
川平湾の煌びやかなエメラルドグリーンの情景が脳裡を過ります。
ピルスナー的フォルムのグラスがクリアなプラスティックなのは、
まさにテイクアウト仕様であるがため。
折角の”ねりたてアイス”もたっぷりフィーチャーしたパフェになるともっといいけど、
順繰りにその場で作るフレーバーとの兼ね合いが難しいのでしょう。
「リタティーノ」をプロデュースしたのは、
神戸の洋菓子店「レープ ドゥ シェフ」のオーナーシェフ佐野靖夫氏。
例えば、イタリアンジェラートとの違いを、
セレクトした日本の旬の素材と日本人シェフの感性、
そして作り立て&練り立てのフレッシュさに見出そうとしているようだ。
ねりたてアイスクリームとパティシエ自慢のパフェの店「リタティーノ(RITATINO)」。

この時季のパフェラインナップは他に、「いちごのルージュパフェ」「抹茶好きの満足パフェ」「まるごとメロンパフェ」「NYショコラオランジェパフェ」。
アソートボックスにドライアイスと一緒に詰めればパフェだってお持ち帰りに。
TakeOutできる本格パフェってなかなかないもンね。
口 関連記事:
麻布十番・和食「もち玉」で 焼きなす〆さんまいももちそぼろの煮(06年09月)
Bar「tellus」で MIDORI×MIST香りと風味三段活用の萌黄色(10年05月)
「リタティーノ」
港区麻布十番2-8-8
[Map] 03-3452-0032
http://www.ritatino.com/
column/03145