column/01780 reprise01 @8,000-
肉料理居酒屋「日南」で 無菌豚生ベーコン牛タン串焼ハンバーグ
久方ぶりに、五反田駅前の路地裏へ。
路地の入口から覗く看板は、角にある洋食&フレンチの「グリルエフ」。
その角を廻り込むようにすると見つかる赤い看板が今宵の目的地。
そう、肉料理居酒屋「日南」へ予約を入れているのです。
煤けたように設えた扉がどこか懐かしく、そして妖しく迎えてくれました。4名さまの予約は、初めてあがる二階席。
路地の窓は、お向かいの蔦の絡まる壁を臨んでいます。
当然のごとく、まずビール。
こちらでは、部屋の中央辺りに引き戸の冷蔵庫があって、そこから勝手に飲み物を取り出して呑っちゃってくださいというシステム。
瓶ビールの首をむんずと掴んで早速、乾杯です。
訊けば、生な刺身類はこの盛夏の時期は流石にお休みにしているそう。
お品書きにも「ゴメンナサイ」の文字がみつかります。
「牛レバ刺」「牛刺」「牛タン刺」に「牛ユッケ」。でも、やっぱり、残念だ(笑)。
まずは、「豚アラカルト」の中から「無菌豚 生ベーコン」。ベーコンだけど生、ってどゆことかしらと?マークを頭に浮かべながら、運んだ口からでる感想は「おー、ベーコンだ、おー」。
生ハム食感で、塩っけや薫香が如何にもベーコンチックなのであります。
「アボカドサラダ」に続いてやってきたのが「牛ハラミ串焼」。
おひとりさま1本制限の串は、美味しさストレート。焼肉ともステーキとも違う旨味を閉じ込め感が串焼きの魅力のひとつなのだと唸ります。
背中越しの冷蔵庫の下段から再びむんずと取り出したのが「ADRIA ROSSO」。
イタリアのお手軽ワインは、加減のいいボディで、スッスと呑めてしまいそうなキケンな予感(笑)。
お隣のテーブルにやってきていた鍋。
チラ見しつつ、あれってなんだろねとひそひそ話していたら「牛煮込みですー」とそれと同じお鍋がやってきた。
「日南」の煮込みはじっくり煮込んであるタイプでなくて、卓上で煮込んじゃうタイプ。
例のモツのフルフルが、あっさりしたフリしてコクと野菜の甘みを滲ませた汁と一緒に味わえるのであります。
「牛タン串焼」がまたスグレもの。限定4本の最後の1本にありつけたひと皿で、みんなでひと切れずつに大事に分ける(笑)。
「これがほんとにタン?」というのが率直なる感想で、カルビを口にしているような不思議な滋味にニンマリだ。
そして、「日南」の真骨頂が「牛ナンコツハンバーグ」、二個盛り。濃密なデミソース越しに歯の先を入れれば、コリコリとした食感と赤身肉的旨味風味。
ひとつが小振りなのが、なんだか口惜しい感じであります(なはは)。
今度はさっきと逆側のテーブルで沸いているお鍋が気になってみていると、綺麗な豚肉をしゃぶしゃぶ風に旨そうに召し上がっている。
それいけとばかりに注文んでやってきたのが「無菌豚 レタス鍋」。
青森県産南昌豚の澄んだ脂が甘く訴えてきて、いい、いい(親指上向)。
その無菌豚の「キムチ炒め」、そして「ガーリック焼きそば」と前後して、
豚レタス鍋をおじやに昇華。真夏の夜の鍋とおじやで大団円(笑)。満足、満腹であります。
気がつけば、ワインのボトルは3本が空いていて、〆の〆でもう一本もう一本とビールの栓を抜く。
これができちゃうのも、“飲み物どーぞご勝手に”システムのお陰。
ついつい呑み過ぎて、イイのかイケナイのか、悩ましい。
調子こいて、喰って呑んでするとお足もそこそこになりますので、気をつけなくちゃだ。
大将が亡くなってしばらく。そして相変わらずの活気に満ちている五反田「日南」。今度は、そうね。
例えば、「牛タン刺」で始まり、「牛ナンコツカレー」で〆る展開あたりでどうかな。
今宵のご同席多謝は、「東京のむのむ」ののむのむさん、「この世にパンのある限り」のmi_waさん、「ゆきむらの食生活とか」のゆきむらさん、の皆さんでした。ありがと~、お疲れさまでした。
口関連記事:
フランス料理「グリルエフ」で かきソーテーとコンソメスープ(06年02月)
串焼き・焼酎「日南」で 牛レバ刺牛ハラミ串焼無菌豚ガーリック炒(06年02月)
「日南」 品川区東五反田1-13-6 03-3449-4425
お疲れ様。お誘いありがとうございました。
さすが日南!さすがの美味しさでしたね!
次は刺身系があるときにでも…(笑)
またご一緒させてください!(^^)
Re;ゆきむらさま
おつかれさまでした。カラオケまで付き合わせてスンマヘン(笑)。
夏場の切なさ、刺身がお休みでしたものね。
また、路地裏に一緒に出没しましょー♪