蛎殻町「都寿司」からの帰り道で、
目に留めた「親子丼」の標札。
壁を見上げれば、なんとも力強い文字が浮かび上がっていました。
まさに「力々」。
十分に店名のニュワンスを伝える壁面文字になってるね。
蕎麦店仕立ての八丁堀「力々」とはまた違うこちらでは、
どんなランチがいただけるのでしょう。
厨房横の通路を辿ったその先がホールになっていて、屋台っぽさを漂わせた設えが迎えます。
実は、店内のお品書きを見るまでもなく注文の品は決まっていて、
へへへ、それは「もつ煮込み定食」。
呑み屋で肴にする「煮込み」は好物だけど、「煮込みでご飯」は凡そ機会がないものね。
届けられたおひとりさまサイズの鉄鍋を覗き込む。
塩ベースのもつ煮込みをイメージしていたので、
八丁味噌系の色合いにちょっと意表を衝かれてしまう。ははぁーん、こう来たか、と(笑)。
もつに、スジ肉もたっぷりと含まれていて、こってりとした味噌味がご飯に合わないワケがない。
煮玉子なんかも挟みつつ、無心にむはむは食べ進む。
最終コーナーでは、鉄鍋の中の残りをご飯にえいっとブッカケて、
すると最後はどうしても、掻っ込む感じになっちゃうね。
しかしまぁ、この八丁味噌の“ヒキ”ってのは、なんだかズルイよなぁ。
豚肉・高菜・明太子でボリューム満点と記す「博多丼」や博多水炊きのスープを使ったという「力々丼」と、博多色もあちこちに。
新大橋通りに向けて、味な表情を晒す「力々」蛎殻町。
是非、塩仕立ての「もつ煮込み」もお願いします(笑)。
口
すし「都寿司」蛎殻町 で羽太を含んだ特撰にぎり(過去記事)
「力々」 中央区日本橋蛎殻町1-6-4第三カネタツビル1F 03-3249-0100
column/02482
何よりも、街の名前がいいですよね(笑)。
牡蛎の煮込みってありませんかね…
Re;takapuさま
そういえば、蛎殻町に蛎料理の名店があってもいいのにね。
「新川河岸」は新川だし。
牡蠣は煮込んじゃうと硬くなる一方のような気がするけど、さらに煮詰めたらもしかしてイケルものになりそうな、そうでもないような(笑)。
どこかのお店で「牡蠣煮込み」、リクエストしてみよう!