
「デリー」の本店といえば、湯島の春日通り。
浅い夜分に、ものすごく久し振りに訪れると、
店内はデリーフリークで満員状態だ。
テイクアウトアイテムの並ぶ硝子ケース前に佇んで、
しばし待機。
食事を終えて出てくるひと達がおよそ一様に汗っかきなのが微笑ましい。
ふと、デリーってインドのどのあたりだっけと改めれば、
デリーは、ネパールやパキスタンにもほど近い北に位置するインドの首都圏。
店名をそのまま大雑把に捉えれば、北印度系レストランということになるね。
曖昧ながら銀座店や新川店の経験から考慮して、
メニューにある”strong hot”辛さ★5つの「カシミール カレー」は許容の範囲外としつつ、
もしかして★3つ”hot”の「インドカレー」は如何かしらんと臨んでみることにしました。
ステンレスの楕円カレー皿に注がれているのは、
さらさらとしたカレーソース。

含むチキンとポテトをフックに、スプーンで拾ってライスの上に広げてみる。

見た目はそう辛そうでもないのだけれど、と呟きそうになりながら(笑)掬うスプーン。
と、すぐさま!額からコメカミから耳の後ろあたりから汗が噴き出すではないの。
ヒヒ~!
う~ん辛いなぁと思いつつも、この旨味を含む高揚感も悪くないかもと食べ進む。
ところが、中盤以降はひりひりと痛い辛さがすべてに先攻する事態となって、およそ降参状態。
ポーカーフェイスを保とうと努めるも、だーだー汗は如何とも隠し切れず潔くないことになりそうなので、すんなり諦めてあからさまにひーひー顔になる(笑)。

まだまだ修行が足りないなぁと一種の諦観を覚えながらひとまず綺麗に完食。
すかさず、「アイスチャイ」で辛さの穴埋めに走るのでありました。
「カシミール」を旨い旨いと汗も掻かずに平らげるヒトが羨ましいようなそうでもないような(複雑)。
やっぱりボクには、メニューに”A little hot”★ひとつである「デリー」「ベンガル」「シャーヒー」あたりが適役なのだと推察するのでありまひた。
元同僚が浅草で開店準備中のカレー店のカレーは、ここ「デリー」の「インドカレー」や日テレ前の「アジャンタ」の「チキンカレー」あたりに似た位置にあると本人曰く。するってーと、けっこう辛い系のカレーだけど、それはそれで開店が楽しみだぞー♪
「デリー」上野店 文京区湯島3-42-2 03-3831-7311
http://www.delhi.co.jp/
column/02478