他の席は予約で満席という「森の賢者」に一番乗り。誠実なるご主人に久方振りの対面です。
まずはやっぱり「オリオン」をいただいて、 「もろみ豚でもつ煮込み」。汁だくの下町煮込みとは趣を異にする、煮物の風情だ。
刻んだ長命草たっぷり載った「近海魚で南蛮漬け」が、旨い。本日の近海魚は、ガチュン。 ガチュンは、八重山で云うところの目鰺である模様。 ぱりっと骨ごとやっつける唐揚げと南蛮ダレ。 そこに長命草独特の香気が重なる。 思わず、刮目してしまいます(笑)。
「森の賢者」では、おひとりさまには量の加減をしてくれるところもお気に入り。「フーチバーとプリプリ海老の水餃子サラダ」も、 量をちょっと減らしたおひとりさま仕様にて。
「森の賢者」で泡盛と云えば、「請福」の。シークヮーサーでぜひとのおススメに従って、少々を搾り入れる。 ああ、なんて気の利いた呑み口になることでしょう。 そんな「請福」には、柚子とシークヮーサーで仕上げた泡盛もございます。
もうひと品をと、「豚キムチの春巻き 賢者風」。つまりは粗みじんに叩いた豚キムチの揚げ春巻き。 三角に包んだフォルムが愛らしい。 これもまた「島素材の天ぷら盛り合せ」などと並ぶ、 「森の賢者」の人気定番品なのでありましょう。
石垣の島食材を活き生きと、島料理「森の賢者」。ヤマトゥンチュだからこそ、 島の魅力を紐解き、島の食材・風土に向き合い続け、 島の食材をより活かしたいと思えるのかもしれないなぁ。 お店のファサードを眺めながらそんなことを想っていたら、 どこかでホホーっと梟が鳴いたような気がしました(笑)。
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「森の賢者」 石垣市新川49-2 [Map] 0980-83-5609 http://www.beeline.co.jp/moriken/
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