青学の西門の接する通りは、
“老舗フレンチ「ラ・ブランシュ」のある通り”として、
すっかり刷り込まれています。
そして、その通りの中程にもう一軒、
ずっと気になっているお店がありました。
そのジャンルを示すショルダーネームに、
どっちやねん!とツッコミを入れざるを得ないのが、
琉球チャイニーズ「TAMA」です(笑)。
TONさん含むsepp先生と仲間達が集ったのは、お店中央の大きなテーブル席。
やや背の高い椅子に腰掛けて振り返れば、オープンな厨房は既に大忙し。壁面のキャビネには、ワインボトルがずらっと並んでいます。
ちょっと使い込まれた感じの手書きメニューにも、
ずらずらっと料理酒肴が並んでる。
如何にも沖縄料理っぽい品名の間に時々中華風の名前が顔を出す。
そんな感じのメニュー構成になっているようです。
当然ながらの「オリオン」なぞで乾杯をして、
まずは、これまたTHE沖縄の「海ぶどう」から。粒々に放つ煌きはやっぱり、気分を彼の地に飛ばす魅惑を含んでいます。
「自家製腸詰」は、云わずもがなのチャイニーズ系お惣菜。ぷちっと噛めば、凝集した旨味と脂の甘さ、そして五香粉を思わすほの香りが弾けます。
「オリオン」を程々にして、「請福」に切り替える。彼の地でも内地でもこの泡盛が定番になってます。
収穫の時期にはまだまだ早いけど、「もずく酢」も欲しくなる。これをいただくと、石垣のダイビングショップ「KATSU」の船上で食べたもずくを思い出す。
出汁を利かせたもずく酢がとっても美味しかったのでありますよ。
「請福」のグラスを手に、
ちょいと変化球でと「さつま芋のスティックフライ」。太めに切るその加減が絶妙の歯触りを生んでいます。
オイチャン、最近はこんなものも注文するようになったんだよと(笑)、
「パクチーサラダ」のお皿を迎えます。こんな風にざっくり刻んで、葱と合わせると益々美味しくいただけます。
「そーめんチャンプル」を頼んだら、素麺の在庫が尽きてるらしく、
相談の結果「沖縄そばチャンプルー」をお願いすることに。平打ちのやや縮れ麺は、チャンプルーするにも適したヤツで、
油に馴染んだソーメンもいいけれど、
それよりももしかして正解だったのじゃないかと秘かに思ったりいたします。
真っ黒で一見なんだか判らないのが、「黒胡麻の酢豚」。黒酢と擂った黒胡麻のあんに絡めてコックリ迫る豚さんが中にいた。
振り掛けられているのは、白胡麻だね。
優しく〆てしまおうかと、「アーサーそば」。アオサの香りふくよかにして鮮やか。
石垣「のりば食堂」の「島アーサー&三枚肉そば」を思い出しつつ、
美味しく平らげるのでありました。
青学沿いに弧を描く裏通りに、琉球チャイニーズを標榜する「TAMA」がある。沖縄系と中華系とが混在するメニューには、まだまだ気になるフレーズが残ってる。
少々沖縄系メニューに寄り過ぎてしまった今回の反省を踏まえ(笑)、
次回は、ワイングラス片手に調理の様子を眺めつつ、
「琉球麻婆豆腐」に「キラマンギン」、「アボカド島豆腐」あたりをいただきたいな。
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「TAMA」渋谷
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