どこに仕舞い込んだかなぁ、
日経BPの「東京デザイナーズレストラン」。
あやふやな記憶なのだけど、シリーズ発刊していた「東京デザイナーズレストラン」のいずれかに、青山ラピュタガーデンのことが載っていたはず。
初刊の発行が95年頃なので、かれこれもう15年近く前のことかと思うと途端に遠い目になる(笑)。
vol.3かvol.4での掲載だったとしても、97-98年あたり。少なくとももう、10数年前のことなんだ。
そんなことを考えながら歩く、外苑前寄りの青山通り。
「青山ラピュタガーデン」は、青山通り沿いのユニマットのビル9階。
ここが専用のエントランスなんだねとドアを入ると直通のエレベーターが待つ。
1と9のボタンしかないエレベーターで上った9階で降りて、
数段登った階段の先右手に待つ扉が「玻璃 青山」。
まずは部屋内へどうぞと案内されたフロアでは、
数組のカップルを含めた先客さんたちが既に夕暮れ間近の宴に興じています。硝子窓に向かうテーブルに腰掛けると目線の先には、六本木ヒルズにミッドタウン。
テーブルの上でそっとアピールしているシートには、 シャンパンの「ローラン・ペリエ ブリュットL-P」。
暮れ泥む六本木の街を背景にしゅわしゅわと注がれる、エレガントな滴たち。
やっぱり此処に来たなら、水際の情緒を堪能したいと、 中程の扉を出てオープンエアへ。
日が落ちるに合わせて点ったランプの元へと届いた季節の前菜の盛り合わせには、 「ツブ貝の老酒漬け」に「蒸し鶏の中華風バーベキューソース」。
すっかり陽の落ちたプールサイドにも映えるフルートグラス。
二杯目のグラスのお供は、「フカヒレ入り冬瓜と枝豆のトロミスープ」。
夏仕様のフカヒレスープに不思議なくらい「ローラン・ペリエ ブリュットL-P」のアロマとブーケとが似合うのは、そのバランスの良さが齎してくれる妙味なのでしょう。然らば、揚げ物にはどうでしょうとでも問うように届いたお皿は、 「3種海鮮の油林ソース 夏野菜と共に」。
そよそよと涼風そよぐプールサイドの席が埋まってきたと思ったら、
本場点心師からのふた品と題する蒸籠には、紅白に飾る帆立と海老の蒸し点心。
メインの肉料理は、「松坂ポークの完熟トマト煮 青菜炒めを添えて」。
そうだ!晩餐会のデザート時に供されたという、ピノ・ノワール100%から醸す絶品のロゼ「ローラン・ペリエ ロゼ」ももしかしていただけないかしらんと訊ねたところ、いまのところその用意はないのですとのお応え。 ならば、「ローラン・ペリエ ブリュットL-P」をベースにカクテルをとお願いしてやってきたのが、赤味鮮やかなフルートグラス。
真夏にして夜風そよそよと涼しげなプールサイドでいただく、 イタリアンテイストと和食のヒントを利かせたチャイニーズレストラン「玻璃Bow Lee青山」。
今宵はサントリーの企画、「ロイヤルウェディングのシャンパンを楽しめるレストラン」
でお邪魔しました。
「玻璃 青山」 港区南青山2-12-14 ユニマット青山ビル9Fラピュタガーデン内 [Map] 03-5770-2085 http://www.aoyama-laputa.jp/
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