
一昨年初めて訪れたウィーンは、
まだ空気のぴりっと冷えた春先のことでした。
そんな頃のウィーンとしては珍しいらしい、
青空の広がる朗らかな陽光の一日で、
愉しく街を散策したことを思い出します。
街角のカフェにはテラス席。
その奥には硝子で覆った温室のような造りの客席が準備されている光景を印象的に憶えています。
リング通り沿い、ウィーン大学近くにある
「CAFE LANDTMANN」も、
そんな温室的設えのテラスを持つカフェ・レストラン。
1873年創業とおよそ130年にも及ぶ歴史あるカフェだそう。
その「CAFE LANDTMANN」の海外第一号店が、
青山通り沿いのファッションビルの一角にあるというので足を向けました。
ウィーンの「CAFE LANDTMANN」本店を再現するように設えたというインテリア。

“ウィーンで最もエレガントなカフェ”という代名詞の片鱗が窺える、
落ち着いてかつ華やかな雰囲気の店内だ。
そんなこともあってか、女性のお客さんが圧倒的に多いのでありますね(笑)。
見上げる壁の額にはどうやら、ウィーン本丸に関する記事がコラージュされている。

書き込まれたサインは、どなた達のものなのでしょう。
メニューにウィーン、オーストリアを代表するビールのひとつと聞く、
「ゲッサーGösser」を見つけて、早速オーダー。

ウィーンの匂いをさせたカフェで、
ウィーン郊外からのビールを嗜む昼下がり。
う~ん、いい心地(笑)。
ちょっと「ゲッサー」のお相手が欲しいなぁと併せてお願いしていたのが、
「ザワークラウトの盛り合わせ」。

キャベツ、赤キャベツ、胡瓜、そして南瓜のザワークラウトが、4色に花開く。
なんと云っても面白いのが、橙色した南瓜のヤツ。
噛んだ食感が軽くサクッとして、勿論酸味に包みながらも、優しい甘さが基調にあるんだ。
メインに選んだのは、「リンドグーラッシュ」。

メニューには、ウィンー風牛肉の煮込み、とある。
衣をつけて揚げた玉葱リングをたっぷりとトッピング。
その下に控える牛肉にソースをたっぷりと載せていただきます。

程よいパプリカの風味。
見た目ほど重たくなく、
すんなりと牛肉の旨味に向き合う感じになる。
パンのお代わりをいただきましょう。
青山は骨董通りの入口に、
ウィーンの老舗カフェ「CAFE LANDTMANN」の海外進出一号店。

創業者Franz Landtmann氏の名前がそのままカフェの名に。
陽光麗しき休日には、テラス席でひと時を過ごすという手もあるようです。
ビル4階でのことゆえ、ウィーンの街角の雰囲気とはまた違うでしょうけれどね。

その足で向かったのが、
南青山MANDALAで行われた
桐ヶ谷仁のコンサート。
ユーミンや松任谷正隆と同世代で、
80年代を中心に5枚のアルバムをリリースした、
正に知る人ぞ知るシンガーソングライターなのだけど、
囁くような独特の透明感のある歌声と、
湘南の海辺のイメージを濃くした曲たちが好みで、時々聴いてた。
達郎師匠や我等が村っちゃんをはじめとして、
還暦前後のオジサマたちが今また、いいんだ。
「カフェ ラントマン CAFE LANDTMANN」青山店
港区北青山3-11-7 AOビル4F [Map] 03-3498-2061
http://www.giraud.co.jp/landtmann/
column/03418