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炭火焼干物食堂「越後屋八十吉」で 豪快食材の豪快炙り焼き
久し振りに、喫茶「YOU」や「縁」の前を往こうとすると、
なにやら歩道を煙に巻いている店がある。
開け放った両開きの扉の中から、
時に激しく煙を放出している。
なんだぁ?と思うも束の間、その煙には魚を炙り焼いた匂いがたっぷり含まれているのに気が付いて、思わず足を早める(笑)。
扉の中の全面に焼き網が敷かれ、大振りな食材が大胆に炭火に炙られている。早速、お品書きを覗き込みました。「しまほっけ定食」から始まり、二十六まである品書きは、8割が魚で残りがお肉系。
これがもう、迷うこと必至。
お金を払うとチケットの代わりに渡されるのが将棋の駒。
入口近くのカウンターが多少煤けた感じになっているのは、仕方がないね。
炭が爆ぜる音を聞きながら待っていると、11番の方~、との声と一緒にお膳が届きました。
お品書きに推奨!と記されていた「大トロめかじき炙り焼定食」です。
コロンとした量感が嬉しいメカジキの身。
外周が綺麗に焼け、断面からは脂が滲んでいます。
箸で切り割ろうとするとこれが、身がしっかりしていて、抵抗に遭う。
ならばと、箸でむんずと掴んで齧りつくと、繊維を断ち切るような心地よい歯応えと一緒にカジキの身のエキスが迸り出た。
なはは、凝縮していた甘いくらいの旨味と脂を解き放つかのよう。
勿論、ご飯が進みます。
こいつぁいいやと、
「トロほっけ定食」とか「トロニシン定食」なぞをいただきに通い詰める。
お肉はどうだろと、「岩中豚肩ロース定食」。
ドンと一枚モノでやってきた豚の肉片の脇には、調理ハサミが用意されていて、自分で好きに刻むスタイル、らしい。
ハサミの歯が入る音がザクザクと繊維を押し切る感じで、柔らかい肉がやたらと持て囃れる昨今、妙に力強い豚サンだ。
適当に切った肉を口に入れて、噛む、噛む、そして噛む。
骨太な肉の魅力を思うものの、レアな焼き加減も影響してか、噛み切れない。
もっと小さめにと、パチンパチンとワイルドにハサミを使うのが正解のようです。
ででーんと豪快なお魚系&お肉系の食材を豪快に炙り、焼きして供してくれる「越後屋八十吉」。
お昼のアイデアに困ったらココへ。どうやらそんなことになりそうです。
「越後屋八十吉」 中央区銀座4-13-11 03-6661-4586
めかじき、なんかすごい塊ですね。
このお店、新橋にも支店があるので行きましたが、肉が
面白いお店なので、魚に辿りつけません!
(ちょっと順番が逆ですが。)
最初に紹介された時に、鶏が中がレアで美味しいって、
聞いたためなのですが、なかなか面白い一品でしたよ。
豚も良いですね♪
たまには覗いてみようかな。
Re;超神田っ子さま
それぞれの食材がみんなデッカイのよね(笑)。
前を通る度にココと同じく煙もくもくが気になるあの店かな。そっちにも遠からず行ってみようと思ってまーす。