つけめん「さいたま屋」で 焦がし醤油につけめんに思う醤油の角

saitamaya.jpg川に面して「九州屋台酒場」を収める新亀島橋袂のビル。 その隣が「花盛」という家庭料理のお店でした。 久し振りに橋を渡ると、路上に「つけめん」「焦がし醤油ラーメン」と表した看板がある。 そのテナントがいつの間にか、らーめん店に変わっていたのです。 一抹の寂しさを抱えて通り過ぎ、この日改め、その「さいたま屋」にやってきました。
「つけめん」が主軸の店なのか、「焦がし醤油」がメインなのか。 saitamaya01.jpgさらには、「濃厚みそ」なのか「博多」なのか。 頭の整理がつかないまま、「焦がし醤油」のボタンをポチとする。 1杯500円ワンコインで替え玉無料というのは、屋台価格も凌駕するね。 小麦粉をはじめとした食材の価格が高騰する中で、頑張った価格体系になっているのは、自家製麺ゆえのことなのかな。 奥行きのない狭いカウンターに3人が横並びになり、もひとりのオバチャンがテーブル側の面倒をみるという体制。麺を湯掻く寸胴は左手奥の小部屋に収まっている様子。 ほどなくしてやってきた「焦がし醤油」のどんぶり。saitamaya02.jpg啜るスープは、背脂の甘さがしつこくて、それでいてそれを覆うように醤油の角が妙に強い。 “焦がし醤油”のその主旨と意図がこういうことだとしても、バランスを欠いちゃいけないよね。 saitamaya03.jpgかつてどこかで同じノリのスープを味わった覚えがあるものの、それがどこのお店だったか思い出せないのがなんとももどかしい。 で、麺はそのスープに負けないようなモノかというとそんなことはなくて、これってもしかして「博多ラーメン」と同じ緬?という疑問が沸いてくるよな細麺だ。 ううむ。 ここは「つけめん」の店なんだと思い直してさらに日を改めた、とあるお昼時。 「つけめん」のボタンをポチとしてみました。 すると、「ゴハンのサービス、つけますか?」と訊かれた。 う~ん、「つけめん」に「ゴハン」という組み合わせはどうかと思うのだけど、どうだろう。 丁重にお断りして(笑)、麺に挑みます。 アルデンテに湯掻かれたやや細めの中太ストレート麺。 刻み葱と節粉がたっぷり浮かんだつけ汁にとぷっと漬けて、ズズと啜る。 saitamaya04.jpgsaitamaya05.jpg あー、やっぱり醤油が強すぎて、くどい程に塩っ辛い。麺の風味を吹っ飛ばすつけ汁であります。 うううむむ。 どうやらワタシ、どこかのフードコードのラーメンスタンドのように、いろいろなラーメンが節操なく並ぶお店は、得意ではないよう。 saitamaya06.jpg この3月に開店したという新川の「さいたま屋」。 浦和にあったがゆえの店名と推測する「さいたま屋」は、もうそこにはないのだそうです。 口関連記事:   家庭料理「花盛」で 豚角煮に鰯のめんたい詰め手作りの温かみ(07年02月)   博多のホルモン屋台「九州屋台酒場」で トリッパ肉片煮込カレー(07年09月) 「さいたま屋」 中央区新川2-1-1進藤ビル1F
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