
もつ鍋水炊き「博多慶州」の並び。
路上には、さぬきうどんのランチを誘う木製A看板。
そう、角に提げた大きな提灯が目印なのが、
立呑みうどん酒場の「銀三」です。
入口の面する路地には、東京ラーメン「ラ・ヌイユ」。
そして、今は亡き「味助」の看板が寂しく映ります。
ふふんと薫る出汁の匂い。
通りに面した硝子戸は、いつでも開放できるような設えで、
全体に木目で囲んだ昭和な酒場テイストでデザインされています。


ブロックを積んだままのキッチンに裸のモルタル。
狙って安い普請のテーブルに丸椅子。
季節が温まれば、オープンエアな酒場へと表情を変えるのでしょう。

まずはやっぱり、黒板いちおしの「肉うどん」を。
カウンターで出来上がりを受け取り、空いている席へと運びます。

寸胴でくたくたに煮込まれていたバラ肉とたっぷりが嬉しい刻み海苔を一緒にしてうどんを掴み上げ、一気に啜る。

うんうん、妙に強いコシを訴えるでもなく適度なプルプリで、滑らかな喉越しが悪くない。
このくらいのうどんならば、おウチ冷凍うどんでも叶うもの、と思うなかれ(笑)。
濃くひいた出汁による、やや甘く仕立てた汁がそのうどんをしっかと支えてくれています。
「肉汁」と聞いて、肉料理じゃなくて、「武蔵野うどん」を想い浮かべるへそ曲り(笑)が、次にいただいたのが「肉汁つけめん」。
お膳を受け取ってまず意外だったのが、つけ汁の色。

デフォルトぴり辛仕様なのですねー。
陽射しを受けてつやつやと煌めくうどん。

それを如何にも辛そうな色合いのツユに浸して、いただきます。

くたくたお肉と一緒に啜れば、それは見た目ほどには辛くない。
辛さの中に含む甘さは、必然ながら「肉うどん」の出汁と同じ甘さ。
啜り終わったところで、卓上に用意されているポットのいりこ出汁でスープ割り。
改めて旨みが開いたようで、ほっとするのが妙な感じ(笑)。
昼はうどんあれこれ啜り、夜は串天あれこれで一杯の、
立ち呑みうどん酒場「銀三」。

ちょっと暑かった日の夕暮に、
開け放った戸口のあたりで串天片手にジョッキ傾けるのがイメージか。
もしかして銀座三丁目にあるから?と訊いたらば、
ハイそれで「銀三」です(笑)。
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東京ラーメン「ラ・ヌイユ」で ねぎラーメンwithチャーシューにぎり(05年03月)
「銀三」
中央区銀座3-14-7 鷲尾ビル1F
[Map] 03-6226-5870
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