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和粋 & DINING「misobank」
ここはかつてどこが使っていた建物だったっけかな。古いビルに手を入れた、狭い階段を上がったところにある「misobank」でランチしてみました。入口正面に、味噌樽に見立ててたディスプレイ。さらに進んだ通路の右手にも味噌樽が並び、左手は土蔵の外装と、少々パビリオンちっくなアプローチだ。味噌蔵の中で食事をしているような、という設計意図を窺わせつつ、ホールは建物のレトロな造りも利用した落ち着いた設えに抑えられています。味噌に関連づけた「石焼鶏味噌炙りご飯」「さば味噌大根煮」といった昼飯メニューから「豚の味噌漬け炙り」を選んでみました。麦ご飯と味噌汁。青森産の健康豚を西京白味噌で漬けたという炙り焼きには、赤をメインに合わせた味噌が添えられています。噛めば西京と合わせ味噌の風味に支えられて豚の旨味が発露。味噌が強すぎて邪魔になるようなことなく、グッと誘う調味になっている。味噌椀も普通に旨い。夜にも、拘りをもって選別したであろう食材と全国の味噌を織り合わせた酒肴がいただけそう。”misobank”たる面目は、しっかり保っているようですね。
「misobank」 中央区銀座3-7-1 G-371 2F 03-5159-7662
http://www.miso-bank.com/