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ソニー通り6丁目のとんかつ「とんき」でランチ。階段を地下へと降りると、扉を開く前から「いらっしゃいませ!」という気風のいい声がかかります。カウンターの中央へと案内され、壁に貼られたメニューを凝視。「カツ丼」870円という手もあるけれど、玉子とじしてないものをと「特製ロースかつ定食」をお願いしました。衣とロースがぴたりと一体になった切り口はなかなか端正
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だ。塩をちょんづけして齧る。さっくり、さくさく。豚肉の旨味や脂の滋味はそこそことしても、それを包む衣の軽妙さが心地いい。使うパン粉もこだわりがありそうだ。「カツ丼」だったらその具合を堪能できなかったかもしれないね。下町の食堂にいるような、懐かしさに安らいでしまうような雰囲気を持つ銀座「とんき」。「目黒」「自由が丘」とは違う系譜のように思えるけど、築地「とんき」とはどういう関連なのでしょう。
「とんき」 中央区銀座6-5-15銀座能楽堂飯島ビルB1F 03-3572-0702
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。