![shirata.jpg](https://ishouari.com/060803/shirata.jpg)
五島列島産直の魚介がいただけるという「五島伊勢丸」を目指すも、残念ながら満席。さてどうしようと歩道を歩き始めてすぐ見つけたのがこちら「しら田」です。かつて清里にあったような(古っ!)、山小屋風ペンションの食堂のような佇まいに一瞬躊躇しますが、貼られているラベルから焼酎のラインナップもそれなりに揃っている様子を見とめて、おずおずとお邪魔することにしました。壁のメニューには、クダケタ感じのない実直な印象の酒肴が並んでいます。お、とこぶし、があるねと早速声をかけます。ふっくらとそしてじっくりと煮含めた「とこぶし煮」が旨い
![](https://ishouari.com/060803/shirata01-thumb.jpg)
。意外に豊かな甘さを思わす「こちのうす造り」
![](https://ishouari.com/060803/shirata02-thumb.jpg)
をみぞれポン酢で。そして、しっかりした歯応えの「すずき刺し」
![](https://ishouari.com/060803/shirata04-thumb.jpg)
は梅肉で。「あなごしら焼き」は、あっさりとして上品な仕立てになっている
![](https://ishouari.com/060803/shirata05-thumb.jpg)
。炙った周囲の脂と中央のレアを合わせ楽しむ「かもたたき」
![](https://ishouari.com/060803/shirata06-thumb.jpg)
もいい。もっと和食の料理屋然とした構えの中でいただくのが似合うのにぃなどと思いながら、尖るところがなくて呑み易い「旭萬年・白麹」を舐める
![](https://ishouari.com/060803/shirata03-thumb.jpg)
。訊けば、遠からずして夜の営業を止めてしまうんだそう。ランチを止めて夜のみにするという展開はありそうだけど、その逆にするというんだ。事情はありそうだけど、なんか残念だね。
「しら田」 日本橋茅場町2-3-8 03-3661-8714
column/01927
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。