![tamoiyanse.jpg](https://ishouari.com/0503/tamoiyanse.jpg)
旧山手通りからちょっと奥まったところに提灯の灯りを点している九州料理の店「たもいやんせ」。
店名を記した紫の幕が印象的です。
奥へと進んで、厨房前のカウンターへ。
お品書きには、宮崎・日南の郷土色の強い品々が並び楽しくなります。
柚子胡椒がほんのり香る「牛すじと大根のあっさり煮」や土佐湾沖などで獲れるというアオメエソという珍魚の唐揚げ「目光り唐揚げ」なんぞを。
![tamoiyanse04.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/05/tamoiyanse04-thumb-161x120-10674.jpg)
![tamoiyanse05.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/05/tamoiyanse05-thumb-161x120-10677.jpg)
![tamoiyanse02.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/05/tamoiyanse02-thumb-161x120-10680.jpg)
「むかでのり」とは、海草の味噌漬けらしく、蒟蒻のような食感の珍味です。
これは旨いなぁと思わず唸ったのは「宮崎牛のたたき」。
![tamoiyanse03.jpg](https://ishouari.com/0503/tamoiyanse03.jpg)
周囲を炙ったグラデーション。
ホースラディッシュでいただきます。
そして、水炊きにしようかどっちかで悩んだお鍋は「鶏すき鍋」で。
![tamoiyanse06.jpg](https://ishouari.com/0503/tamoiyanse06.jpg)
タイミングを誤ったか意外にもお肉が固くなってしまったのが残念ながら、滋味はたっぷし。
お供は、黒糖の「壱乃醸朝日」や芋の「橘」。
なんともじれったいバーレーン戦を観ていたら、「冷や汁」いただくのをすっかり忘れてしまいました。
大将は都城の出身らしく、店名の”たもいやんせ”とは、宮崎の方言で「召し上がれ」という意味だそうです。
「たもいやんせ」 渋谷区神泉町10-10 神泉ビル
[Map] 03-3461-4333
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。