
雑色あたりを根城にしている同志が耳元で囁いた。
旦那、またいい店みつけましたぜ(笑)。
蒲田「丸一」に時折立ち寄るようになったのも、
彼の耳打ちがそもそもの発端なのだ。
詳しく話せと迫ると、「丸一」と同じ林SPF豚を使ったとんかつの店らしい。
立地のヒントは、大田区区役所前信号。
区役所や「歓迎」を背に、アロマスクエア方向を臨む。
角のマンションの一階テナントが目的地です。
らぁめん「元気の源」の並びの一間間口。

とんかつ「檍」と示す木札には、”あおき”とルビが振られています。
なかなか空では読めないので、このルビ、大事です(笑)。
小さな暖簾越しに覗く店内は、ほぼ満席に見える。
明日からでもラーメン屋が出来そうな、もしかしたら元ラーメン店でもありそうな、
そんなカウンターをずいっと奥まで進みます。

壁の札にみる「檍」のメニューは、
「特上ロース」「上ロース」「ロース」「ヒレ」と4種類のかつ定食に「かつカレー」。
気張って「特上ロースかつ定食」をお願いしました。
店主が俎板でさくさくとおろす豚肉は、なかなかの厚切り。

カウンターの貼紙には、こう但し書きがある。
特上ロース、上ロースは肉厚のため、多少中がレアですが、
林SPF豚を使用しているので安全です。
レアがお好みでないお客様はご注文の際お声をお掛けください、と。

のんびりと揚げ上がりを待つ間に、
カウンターに置かれた塩のチェックをしたりして。
インカの天日塩、アンデス岩塩、ヒマラヤ・ナマック岩塩、テキサスの塩など。
「多賀野」でも使っている粟国の塩以外はすべて岩塩だ。
小さめ茶碗に続いてカツの皿が手渡されました。


どれどれとその断面を覗くと、なるほど、中央がしっかりとしたピンク色。
檸檬と粟国の塩とでと決め込んで、ちょんづけしていただきます。
さくっとした衣の歯触りのすぐあとに、むにんサクっと豚の歯応え。
むほほと思いつつも、脂が蕩ける感じとはちょっと違って、
レアっぽさが突っ掛かる感じになる。
うーむ、よく揚げにしてもらうのがいいのかもなぁ、と腕組み思案です。
「上ロース」はどうだろう、と土曜のお昼。
なにせ、ランチ営業しかしていないので、土曜か祝日のお昼しかチャンスがないのです。

加減のいい揚げ具合は、
油の温度と揚げ時間で調節しているのだろねと思いながら、
衣や泡の表情も併せみるのだろねとも考える。
「上ロース」の断面は、「特上」よりも明らかにレア度控えめ。
ふたたび檸檬と粟国の塩とでいただきます。

うーむ、やっぱり食後感は重たい感じ。
いよいよ量感のある肉にガッツリとはいけなくなってきたかなぁとまたまた腕組思案です。
今度は祝日のおひる時。
「特上」でも「上」でもない「ロースかつ定食」をいただきます。

断面にはレアなピンクはほぼなく、衣が浮いたりすることなくぴっしりと包んで、いい表情。
同様に、檸檬と粟国の塩とにちょんとつけて。
ああ、この食べ口が一番しっくりとくる。
豚の身肉の旨みと脂の甘さを素直に愉しめて、美味しい。
比較してしまうからこそ、軽~いとさえ思えるこの不思議(笑)。


ソースでいただく千切りキャベツをお代わりして、
かつの半分はお醤油でいただき、大団円。
「ロースかつ定食」をキャベツお代わりでいただくのが、
「檍」の林SFP豚とんかつを最もいい感じで愉しむ方法と知りました。
蒲田のとんかつ専門店「檍(あおき)」。

辞典を引くと、”檍”の読みは、オク、ヨク、イ、もち、あわき、もしくはモチノキとある。
「檍」の本来の読みは”あおき”じゃなくて、”あわき”。
常緑高木「モチノキ」のことを指すようです。
店主青木さんが、風雅にもご自分の姓に「檍」の字を当てたのでは、と想像しています。
口 関連記事:
とんかつ「丸一」 で最後まで軽ぅい食べ口限定極上ロースカツ(08年01月)
「檍」
大田区蒲田5-43-7 ロイヤルハイツ蒲田102 [Map] 03-3739-4231
column/03185
お疲れ様です。
旦那にはお口に合いませんでしたか?申し訳ございません。
丸一も最近列が長くなりご無沙汰しており、あおきに関してはママさんの愛想も良く落ち着いて食べれるのも魅力の一つかなと思っております。
家族もここが気に入って最近土曜日のランチで来る回数が増えました。(体重も比例してリバウンド状態)
また新規開拓(とんかつ以外も…)してメールさせて頂きます。しろ
Re:しろさま
いえいえ、歳の所為か(笑)、次第に脂欲求が低減してきているようです。
自分にとっては、スタンダードなロースが最適だ~、って感じです。
家族で「檍」、いいね。
またまた新規情報をお待ちしております♪
「鈴文」には遠からずお邪魔するつもりです。