伝統的なスタイルのヤツがいいなとコージーな朝食gemütlich frühstückenとあるメニューから選んだのは、klassisches古典的なWiener ウイーン風Frühstück朝ごはん。 オレンジジュースとお冷の小さなグラスとカプチーノのカップが小さなステンレスのトレーに一緒に載せられてくるのが可愛らしくも面白い。 定番テーブルパンのハムサンドSchinkenSemmerl。 ハムや胡瓜、トマト、サニーレタス、チーズを挟んだカイザーセンメルが素朴に美味しい。
2 eier im Glasとは、口の広いグラスかなんかに入った玉子ふたつってことなンだろなぁとなんとなく考えていると、届いたそれはまるでパフェ仕様(笑)。 たっぷりかかった粗挽きの胡椒越しにパフェスプーンで崩すと半熟玉子が待ってましたとばかりに崩れて、とろんとした黄身が顔を出す。どれどれと早速スプーンの先を口に運べば、麗しき見た目通りに素直に美味しい。 云ってしまえばただの半熟玉子が、妙に新鮮に映るのは、半熟玉子とか味付玉子は箸や蓮華に載った状態でいただく機会が圧倒的に多い所為かも(笑)。
1953年創業の街角の老舗café「wernbacher(ヴェルンバッハー)」。 二次大戦前にCafé Großglocknerという名でオープンし、家具マイスターたちの集会所や保育所、ザルツブルク最初のディスコScotch Clubなどといった変遷を経て、ファミリー「wernbacher」の名で1953年にふたたびカフェとして生まれ変わったということのようです。 歴史のあるカフェ、一朝一夕では培えないものをもっているようで、いいね。
「wernbacher」 Franz-Josef-Straße 5 5020 Salzburg [Map] +43(0)662 88 10 99 http://www.cafewernbacher.at/
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