
またまた、
村っちゃんの
「Again」ライブへと武蔵小山を訪れたのは3月末の日曜日。
真っ昼間にしてなお、漫ろ歩くのがなんだか愉しい武蔵小山駅前に広がるディープゾーンへと自然と足が向いてしまいます。
ふたたび、窮屈という名のレストラン「L’ Etroit」にお邪魔しようか、不思議なチゲつけ麺の店「慶次」はやってないかな、などと考えながら路地を往く。
と、正面にみえてきたのは、武蔵小山を代表する洋食店のひとつ、「いし井」。
そうだ、此処で名残りのカキフライをいただかなければ。
早速、ドアを開くといつもと同じ、照度を抑えたカウンターが迎えてくれます。
週末の、ちょっと遅い時間のランチを愉しむひと達で、いい具合に席が占められています。
10月~3月と季節を示して、「かきフライ」のメニューが載っている。
そういふ風に決めてしまっている店は少なくないものなぁとちょっぴり残念に思いつつ、
オーダーを厨房へと通してもらいます。

どろんと濃度のあるポタージュを舐めながら、あまり時間も気にせずのんびり待てるのも週末ランチのいいところ。
ややあってから「かきフライ」のお皿が届きました。

お皿全面に敷いてしまいそうなぐらいの勢いでタルタルが添えられているのがいい。

卓上には、「横浜ソース」なる中濃ソースを用意されているけれど、
どうやらそのお世話にならなくても済みそうです。
多い派に属する、フライ6つ盛り。
使っている牡蠣のサイズ、衣の揚げ色や厚み、火の入具合など、
至極真っ当な洋食屋さんの牡蠣フライであります。

タルタルをたっぷしのせて、口を閉じ咀嚼するときの喜びは、勿論ここにもあるのでした。
日本オイスター協会では、
復興牡蠣オーナー制度によるカキ産地支援を応援しています。
武蔵小山を代表する洋食店のひとつ、洋食亭「いし井」。

ポークジンジャーならぬ「ビーフジンジャー」をいただいたのがもう3年も前のことと振り返って、ちょっと吃驚。
次回は遠からず、「ナポリタン」か「オムライス」かな。
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「いし井」
品川区小山3-20-11
[Map] 03-3785-0143
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