大井町駅から例の横丁の線路際を往くと、
寂しげに灯りの消えた「大山食堂」の看板が視界に入る。
その先へさらに進んでいくと、コンビニの灯りの向こうに赤い看板が見えてくる。
そこが、今宵の闖入ターゲット、「ほんま」だ。
看板には、活魚・串焼きとあるけど、店先の「定番メニュー」には、まるで焼肉専門店のような”牛”メニュー
新鮮な鶏レバに初めて出会った時の感激をふと思い出し、あそこまで繊細な食べ口ではないけれど、でもでも遜色のない澄んだ甘みが量感と一緒にやってくる牛レバだ。
例によって、岩塩を振った胡麻油でいただき、さらにはコッチの方がより味が引き立つねーと大蒜醤油にちょんとつけて。
続いて素っ気ない角皿にのって運ばれてきたのが、ここでの定番「牛ハラミ串焼き」。
この厚みがいいのだよなぁと齧りつけば、期待通りの脂の甘さと溢れる旨味。
何気なくぺろんと食べちゃいそうになるけど、しっかり味わんなきゃ勿体ないぞ、っと(笑)。
ホッピーに切り替えて、あれこれつまんでいるところへ、どーーんと登場したのが本日のメイン皿。
えー?おいおいおい(笑)。
ほほー、なるほど、量感を厚みで愉しめるすき焼きもあっていいじゃん、ってことなんだね。
なんだかすき焼きの概念が簡単に壊れた感じもする。
はむ、はむっ、ずる、はむ。
は~、それにしてもちょっとやっぱり、肉の量が多いよね~?
はむ、ずる、はむっ。
ほらほら、火が入り過ぎないうちに、食べて食べて。
はむ、はむ。
ほら、だから、喰えつーの(笑)。
はむ、はむむむ。
うー、苦しい、もう、入りましぇん。
なんだかもう、すき焼きなんだか鍋なんだかわかんなくなってるしー。
残すのは信義に悖ると意を決して頬張った肉に咽るようになって目を白黒するご存知築地王(笑)。
いやー、苦しい苦しい。
ところが、「実は、カレーもお願いしてあるンだけど……」と予約を仕切ってくれていた氏(霞町)。
ええええー!
そしてそれは、まさか肉の量と同じくチョー大盛りだったりしないだろうな、という心配をせせら笑うが如く紛れもない現実として目の前にやってきた。
およそカレーを盛ることを想定していないであろう皿は深く、そこへなみなみとたっぷりのカレーが満たされている。
いやー、だからもう、喰えなってばぁ(泣)。
ああ、ここに人間ディスポーザー(誰?)がいてくれたらなぁ。
お腹を擦りながら歩く線路沿いの帰り道。
口々に呟くは、嗚呼お肉はしばらくいいかも、と(笑)。
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「ほんま」 品川区南品川6-8-26 [Map] 03-3471-8288
column/02859 @7,200-
まさぴ。さま。
オオカミ期はそろそろ終わり? ^。^
私も厚切りすき焼きでビックリの経験あります。
友達のお家でごちそうになった時だったけど。初めて見て、絶句した。
あれ以来それがその家だけに存在するのか、そういう食べ方があるのか、、答えが出ない疑問のままでしたがたった今解決しました!!!!
在るのですね。
スッキリしました。ありがとうございます☆
築地王さん、キョーリョクですね。
○コンのちから、飲んでいらっしゃいましたか??
カレーが○コンだからいいのか。
Re;ららさま
がるるるるー(笑)。
でも、あんなに多いとちょっとね。魚も野菜もバランスよくいただかねばなりませんしー(なんちて)。
そーかー、「ほんま」以外にも厚切りすき焼きがあるってことでもあるのね。
お、築地王が呑む前に飲むこと、知ってるのですねー。
呑み過ぎも注意、でありますぅ☆