御池通りから京都御所へ向けて、
京都電通の脇を入る麩屋町通り。
マンションや住宅に混じって非飲食の商店が散在する静かな通りに、すうっとあるのが肉専科「はふう」です。
古くからの肉屋が母体のお店のようで、そんなところからも他店とは違うお肉の魅力が愉しめそうな予感がするではありませんか。
絶佳な肉を口にした時の満足とともにコボレる吐息、
そんなことをイメージしたけど、
店名の”はふう”は、どんなことに由来しているのかな。
奥へと伸びる、ゆったりしっかりしたカウンターが迎える1階フロアは既に、静かな熱気に満ちていました。
極上和牛の「サーロインステーキ」から始まるランチメニューに目を凝らし、序でに財布を覗き込み、「ハンバーグステーキ」か「カレーライス」「ハヤシライス」、せいぜい「カツサンド」あたりが順当なところかなぁ(笑)と思案する。「カツサンド」は今さっき食べたばかりだしなぁと、メニューを捲るとそこに別刷りのシートが現れた。
“おいしいおいしい「タンシチュー」”と書かれて
ある。
あ、いかん、それはズルイぃ。
ということで(笑)、お願いした「タンシチュー」がやってきました。
米産だというタンは、エッジの利いたフォルム。
葡萄茶色のソースを纏いながら、ここにいるぞと主張してくる。
平静を装いながら、急くように齧る。
妙な柔らかさでなくて、しっかりしたタンの繊維が歯切れよく感じる。
薄めにスライスして、トロっと煮込んだタイプのタンシチューではなくて、赤身肉をガツガツっとしっかり噛んでいただくような、そんな風に愉しむタンだと思うとなんだか合点がいく感じ。
カレー風味のマッシュポテトと一緒に、
デミソースを舐めるように綺麗にいただいて、
ついでに唇を舐める(笑)。
サイトによれば、「はふう」は、”波””風”。
「快い波にゆれ風にふかれるようなゆったりとした気持ちでおいしい料理を楽しんでもらいたい」。
そんな想いの籠った店名のようです。
振り返り見るは、今度は極上和牛を喰ってやるぞと誓う、
「はふう」の暖簾でありました。
口関連記事:
京都堺町三条「イノダコーヒ」本店 でアラビアの真珠カツサンド(08年03月・同日)
「はふう」 京都市中京区麩屋町夷川上ル笹屋町471-1 075-257-1581
http://www.hafuu.com/
column/02529
テレビ「しゃべくり007」で
そちらのお店のジャンクフード、‘カツサンド’
拝見しました!!
すごく美味しそうですぐにネットで調べました。
近々食べに行かせて頂きます!(^^)!
Re;匿名さま
「はふう」の「カツサンド」も宿題のひとつです。
京都近郊にお住まいでしょうか。羨ましいぃいなぁ。