恵比寿に日本で唯一と標榜するチーズ・バー!があるという。 しかも毎月11日を「チーズ食べ放題」の日としているらしいンだ。 というので、予約を入れて出掛けてみました。 店の名を「CASA de QUEIJO」。 つまりは、チーズの家、ですね。
場所はというと、恵比寿郵便局の先。 そうそう、以前お邪魔したレストラン、「FREGOLI」の並びです。 わさわさとチーズの収まっている硝子ケースを横目にして、おお~と思いながら、 案内された奥の丸テーブルへ。 まず喉を湿らせたいとお願いしたのが、「CHIMAY」というトラピストビール。 ベルギー/ブリュッセルのシメイという町の修道院のビールだそうで、アルコール度数によって、赤白青の3種類がある。呑み比べてみると、随分と風味と度数の違いが味わえて面白い。 最初のお皿がやってきました。 チェダーっぽいハードなものから上面を真っ黒にしたものまで10種類が並んでいます。 やっぱり、大人しそうなところから(笑)、いただいてみましょうか。 外周をキャラメル色にした「アゼイタウン」というチーズがいい風味だなぁなどと云いながら、時計廻りに食べ進む。ほうほう、ふむふむ。食感、舌触り、酸味、甘み、そして匂いが違うけど、それぞれに美味しいね。 一見とっつき難そうな黒いチーズのふたつが、 シェブールの「カタル」と「サンドレ」。 酸味とクリーミーさがバランスして、いいんだ。メルローの「Domaine de la Noble」をいただいて、 2の皿を迎えます。 一転して卓上を醸す匂いが変わったのが判って身構える。 きたぞ~(笑)。 ゴルゴンゾーラは、うん、ゴルゴンゾーラ。 オレンジの外周にとろんとした中身が、そう、ウォッシュタイプの印。 「ショーム」は、それなりに匂うけど、これはもしかしたらクセになるかもの魅力を感じる。 ところが、次を口にするにつれ、独特の臭いと強く残る風味が延髄に訴えてきて辛くなってきた。 思わず、「うお~」「ぬえ~」「くぉー」と口走る(あれ?意外と愉しいぞ)。 一応、全品制覇したけれど、ツレは早くもギブアップ。 そもそもチーズばっかし食べることに無理があるのかも~と店内をみると、 カウンターもテーブルも女性客が陣取って満席で、どうやら皆さんペロリと召し上がっているご様子。おおお。 3のお皿が届きました。 またまた一転して、どこか優しいパステルな見映え。 ピンク色のチーズをもしやと咥えれば、なはは、いちご味だぁ。 そして「ダンスロット」というケーキのような井出達のチーズもまた和む風味。パインにモカだよ。
ふう、結局その先のリクエスト皿を断念。チーズだけで満腹になったのは生まれて初めてだ(汗)。 ウォッシュタイプのハードルの高さを再認識しちゃった格好だけど、ひと品ふた品をじっくり味わえば、意外と虜になりそうな気もする。 クサヤを最初に食べた時だって、ひっくり返りそうになったものな(笑)。
「CASA de QUEIJO」のマスター齋藤さんは、シュヴァリエ・デュ・タストフロマージュ。 フランスチーズ鑑評の騎士、ナイトです。どこか飄々としながら、チーズに対する愛着を強く感じさせてくれるキャラにファンも多いんじゃないかな。 うん、もっともっとチーズを識りたくなりました。
「CASA de QUEIJO」 渋谷区恵比寿2-8-7 03-3473-5525 http://www.casadequeijo.com/
column/02462
上から3番目の写真の左端、私の大好物のシェーブルである「サントモール・ドゥ・トゥレーヌ」があるではおまへんかぁ!
何だよ、こういうの誘ってくれよな!!
Re;ヒロキエさま
いや、あの、えらい、スンマセン( ´_ゝ`)ゞ。
割りと直前に思いついて連絡してみたら予約できたので、
会社の自称チーズ好き同僚と行ってみました。
この日は食べ放題に大ワラワでチーズの名前すら訊けない状態でしたので、今度混んでいない普通の日にマスターの薀蓄聞きながら楽しむってのはいかがでしょう?