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マガジンハウス裏手のTrattoria「Baffo」の角を曲がって入る路地を歩くと、およそ多くのヒトたちが気づく“中華割烹”の文字。中華と割烹がどう交叉しているのか気になるじゃぁありませんか。店頭のお品書きを横目にしつつドアを開くと、目の前にはずらっとスリッパが用意されていて、いずこかのお宅に招かれたかのような雰囲気も漂います。靴を脱ぎ足元を軽くして、案内された5席ほどのカウンターの隅へ。応接してくれる女性は、柔和で気の置けない小料理屋の女将のような、お邪魔した家庭の大奥様のような。お昼のお献立には、「あさりそば」「四川胡麻風味のおそば」「辣醤麺」「光麺」「豚肉のやきそば」といった麺類や「ふかひれの姿煮込みのかけご飯」「麻婆豆腐」「やさいかけご飯」といったご飯ものメニューが載っています。「しらすの炒飯」をお願いしてみました。もともと和食屋だったテナントを居抜きで借りているンだろうなぁと店内をくるっと眺めつつ思う。でもだからといって“割烹”ってなんだろう、と今度は北京鍋を呷る大将の動き
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を見つつぼんやり考えているところへ末広の箱に収められた小鉢
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が届けられました。あはは、なるほど。追ってやってきた炒飯もスープも和の食器に盛り込まれている
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のです。そして、刻み海苔を散らした炒飯は、もしかして炊き込みご飯?とも思わす一品
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だ。ぱらっと仕上がって、塩の加減も優しくて、じわじわっと旨味が伝わってくる。ほうほう。なるほど。前回いただいた「中華風カレーご飯」
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は、ジャバっとしたスープ系。控えめな辛さの中に香り高いスパイスの風味とこれまたじわじわっとくる旨味が潜んでいて、嬉しからずや。内装や食器といったハコがすっかり和食のそれであるにとどまらず、繰り出す料理たちにも和食的な優しい風味や品が織り込まれているようにも思えて、なるほどと楽しくなってくる。中華割烹「わたなべ」
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。夜のメニューはどんななのかなぁ。
「わたなべ」 中央区銀座3-12-15 03-5565-4688
column/02294
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。
先日は日経BPサイトへの応援コメントありがとうございました♪
ところで、こちらのメニューでは「光麺」ってのが激しく気になります!
同じ名前のラーメンチェーン店もありますが・・・
器が和風で中身が中華ってのも面白いですね。
銀座3丁目、通りがかる機会には寄ってみたいと思います☆
Re;つきじろうさま
ボクも、あれ?あの店たちと同じ名前じゃんと思いつつ、
麺モードでなかったので次回に持ち越し!にしてました。
見た目清らか旨味たっぷしの白湯だったらいーな、なんてね。
ボクもまたいずれ♪
光麺は食べたことありませんが、見た目フツーのラーメン
ぽい感じでしたよ。辣醤麺は食べたことあります。
御飯が無料でつくんですけどね、スープとすっぱ辛いスープ
と一緒に食べると美味しいざんす。
Re;霞町さま
どんも~。
やっぱりあっさり系のらーめんなのですね、「光麺」。
すっぱ辛いスープもいいけど、ひとまず「光麺」を攻めたいざんすっ。
で、自由が丘へはいつ?