昭和20年の創業来、三代続いているという老舗お好み焼き店「美津の」は、法善寺横丁もほど近い、千日前筋のアーケード内にあります。1階のカウンター席へ。Rを描くカウンターで焼けている鉄板は、20年使い込んだものだそうです。「ネギ焼」も「洋食モダン焼」もいいけれど、ここではやっぱり「山芋焼」が一番気になるところ。「山芋焼+豚ロース」をお願いして、鉄板が放つ熱風を躱しつつ、ジョッキの麦酒をプハ~しながら焼き上がりを待つことに。なかなかの厚みに切ったロース肉片の上から、さらさらっとした山芋の生地を回しかけて蓋をする。しばし放置ののち、ひっくり返して形を整えまた蓋をする。で、たっぷりとお好みソースを刷毛で塗り、必要を訊いてから芥子とマヨネーズをかけてくれますcolumn/01884



お好み焼き・美津のの「山芋焼き」と「美津の焼き」
左:山芋焼→さくっとした食感を残したきざみ山芋も入った名物。選べる具材は迷わず…