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天王寺の近鉄前交叉点から動物園前方向へ。
ここだココだと右へと折れ入って、線路を潜れば、
何かのお店の店頭にある大きなビリケンさんが迎えてくれる。
そう、ご存知、ジャンジャン横丁。
早くも行列をつくっている串かつ「八重勝」を横目に覗くと、なんだか新しく明るくなっている。
その先にある将棋クラブは、硝子越しにも独特の琥珀色の空気が伝わってくる。
そのままジャンジャン横丁を抜ければいよいよ新世界の本丸だ。
今話題のタワーといえばやはり、通天閣(笑)。
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みんなホンモノのビリケンさんの足裏を掻きに行くのか、
既に長い行列ができています。
その通天閣の真下で、広い間口で営んでいるのが、串かつ「だるま」の通天閣店。
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そして通天閣を見上げる通りから脇に伸びる路地にあるのが、
「だるま」新世界総本店だ。
ジャンジャン横丁の「だるま」にも行列があったけど、
ここ総本店にも開店前の行列。
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かの有名な文句、「ソースの二度漬けは禁止やで!」と睨みを利かせるオッチャン顔のディスプレイが覗いています。
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僅か13席のカウンターの左の隅へ。
なんのことやら判らないけど、初めてのお客様には「クロヒョウセット」がオススメというので、そこは素直に仰せに従います。
まだ午前中だけどねと自分に断りつつ、だるま特製麦焼酎でウーロンハイ。
ちゅるちゅるっと口をつけたところへ、さっと「どて焼き」の小皿。
![daruma05.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/05/daruma05-thumb-500x375-24226.jpg)
所謂煮込みなんだけど、見た目を裏切るあっさり仕立て。
まずはこれで一杯、ってのが常道なのでしょね。
目の前の油切りパットに「クロヒョウセット」の串第一陣が湯気を上げて到着です。
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![daruma08.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/05/daruma08-thumb-245x183-24235.jpg)
帆立、串かつ、レンコン、えび、つくね。
二度漬けなしヨ、と呟きながら串をソースに浸して、余分なソースを切る。
ふーふーしてから齧りつきます。
ああ、串かつがウーロンハイによく似合う。
揚げ立て串揚げの醍醐味が間違いなく、ココにある。
「クロヒョウセット」の第二陣は、しょうが、ウィンナー、キス、力もち。
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![daruma11.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/05/daruma11-thumb-245x183-24244.jpg)
まさしく紅生姜色剥き出しの串は、齧って思わず笑っちゃう(笑)。
オススメ通り、ウィンナーもキスも塩でいく。
キスのほっこりに、ウーロンハイをお代わりです。
コースターをいただくに、「クロヒョウセット」としたのは、ゲーム「龍の如く」のシリーズ「クロヒョウ2」と「だるま」のコラボだからということらしい。
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もっとも、この組み合わせのどのあたりが「クロヒョウ」っぽいかは、全くもって判んないけれど(笑)。
もうちょっと欲しいなとお願いしたのが、
復興支援と謳う「石巻名物牛たんつくね串」や、
冬のカキに替わって登場していた夏の串「ハモ」など。
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![daruma13.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2012/05/daruma13-thumb-66x49-24253.jpg)
そうか、仮にちょっと端モノが混じっていたとしても、
つくねにすることでイケる串に仕上がってる。
はふほふと揚げ立てを塩でやる鱧は、ご想像通りの醍醐味だ。
創業昭和四年。
元祖串かつ創業の店「だるま」新世界総本店。
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全13席で囲む狭いカウンターにぎっしり5人ものスタッフで鋭意応対中してくれる。
滞在時間およそ20分でいっちょ上がりです(笑)。
この界隈に来ると必ず、
「じゃりン子チエ」の世界感を髣髴とさせる場所として足を運んでしまうのが、
新世界国際劇場の前あたり。
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残念がらまだ、観劇したことはありません(笑)。
「だるま」新世界総本店
大阪市浪速区恵美須東2-3-9
[Map] 06-6645-7056
http://kushikatu-daruma.com/
column/03267