今話題のタワーといえばやはり、通天閣(笑)。 みんなホンモノのビリケンさんの足裏を掻きに行くのか、 既に長い行列ができています。
その通天閣の真下で、広い間口で営んでいるのが、串かつ「だるま」の通天閣店。 そして通天閣を見上げる通りから脇に伸びる路地にあるのが、 「だるま」新世界総本店だ。
ジャンジャン横丁の「だるま」にも行列があったけど、 ここ総本店にも開店前の行列。 かの有名な文句、「ソースの二度漬けは禁止やで!」と睨みを利かせるオッチャン顔のディスプレイが覗いています。
僅か13席のカウンターの左の隅へ。 なんのことやら判らないけど、初めてのお客様には「クロヒョウセット」がオススメというので、そこは素直に仰せに従います。
まだ午前中だけどねと自分に断りつつ、だるま特製麦焼酎でウーロンハイ。 ちゅるちゅるっと口をつけたところへ、さっと「どて焼き」の小皿。 所謂煮込みなんだけど、見た目を裏切るあっさり仕立て。 まずはこれで一杯、ってのが常道なのでしょね。
目の前の油切りパットに「クロヒョウセット」の串第一陣が湯気を上げて到着です。 帆立、串かつ、レンコン、えび、つくね。 二度漬けなしヨ、と呟きながら串をソースに浸して、余分なソースを切る。 ふーふーしてから齧りつきます。
ああ、串かつがウーロンハイによく似合う。 揚げ立て串揚げの醍醐味が間違いなく、ココにある。
「クロヒョウセット」の第二陣は、しょうが、ウィンナー、キス、力もち。 まさしく紅生姜色剥き出しの串は、齧って思わず笑っちゃう(笑)。 オススメ通り、ウィンナーもキスも塩でいく。 キスのほっこりに、ウーロンハイをお代わりです。
コースターをいただくに、「クロヒョウセット」としたのは、ゲーム「龍の如く」のシリーズ「クロヒョウ2」と「だるま」のコラボだからということらしい。 もっとも、この組み合わせのどのあたりが「クロヒョウ」っぽいかは、全くもって判んないけれど(笑)。
もうちょっと欲しいなとお願いしたのが、 復興支援と謳う「石巻名物牛たんつくね串」や、 冬のカキに替わって登場していた夏の串「ハモ」など。 そうか、仮にちょっと端モノが混じっていたとしても、 つくねにすることでイケる串に仕上がってる。 はふほふと揚げ立てを塩でやる鱧は、ご想像通りの醍醐味だ。
創業昭和四年。 元祖串かつ創業の店「だるま」新世界総本店。全13席で囲む狭いカウンターにぎっしり5人ものスタッフで鋭意応対中してくれる。 滞在時間およそ20分でいっちょ上がりです(笑)。
この界隈に来ると必ず、 「じゃりン子チエ」の世界感を髣髴とさせる場所として足を運んでしまうのが、 新世界国際劇場の前あたり。残念がらまだ、観劇したことはありません(笑)。
「だるま」新世界総本店 大阪市浪速区恵美須東2-3-9 [Map] 06-6645-7056 http://kushikatu-daruma.com/
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