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ドイツワインの品揃えが気になる入船屋酒店の裏手にいつの間にか鉄板焼のお店ができていました。
鉄板焼「一」。
はじめ、と読むのでしょうね。
近くのすずらん通りにも同じ「一」と書くとんかつのお店がありますが、関係はないと云う。
ハジメさんの鉄板焼店、ということなのでしょう。
頭上の壁に至るまで酒瓶が並んでいる店内。
小綺麗な居酒屋、そんな風情であります。
![hajime02.jpg](https://ishouari.com/080317/hajime02.jpg)
鉄板焼のお店らしさが窺えたのは、厨房の中央。
目の高さに近いほどの位置に鉄板がドンと据えられていて、もち豚なんぞを焼き初めています。この鉄板が、普通の居酒屋と趣を異にするところかもしれません。
![hajime03.jpg](https://ishouari.com/080317/hajime03-thumb-66x49.jpg)
店頭の手書き看板
![hajime01.jpg](https://ishouari.com/080317/hajime01-thumb-20x15.jpg)
で気になった「牛すじ定食」をお願いしました。
届いた牛すじは、ふるふる醤油仕立て。
![hajime04.jpg](https://ishouari.com/080317/hajime04.jpg)
凝縮したかのような出汁を含む煮汁にひたひたとして、白髪葱と貝割れ大根のしゃきしゃきを頂く牛すじは、しどけなくふるふるゆるゆる。ふたつのしゃきしゃきがいい合いの手になってるね。
牛すじだけの感想だけど、意外と夜もイケちゃうんじゃないかと思わなくもない。
どんなノリの鉄板焼なンだか、訊いとけばよかったな。
![hajime05.jpg](https://ishouari.com/080317/hajime05.jpg)
あ、店先に「お好み焼き」の小さな幟が揺れてるね。
「一」 中央区八丁堀2-8-1牧野ビル1F 03-3551-9191
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。