金春通り沿いのビル2階。
開店間もない四川のお店「銀座 芝蘭」に寄りました。
“芝蘭”と書いて”Chiran”と読むようです。
フロアの中央には裕に10名以上座れそうな大きなテーブルが鎮座。
左手に2室のコンパートメントがありますが、総じて遮るもののないオープンな印象の店内です。
早速、目当ての「汁なし坦々面」(お品書きで「坦々面」となってる)をお願いしました。
フロアの隅にサービスコーナーと称するテーブルがあって、ライスや杏仁豆腐、ウーロン茶などをサラダバー・ドリンクバーよろしく自由にいただけるようだ。
待つ間もなく、「汁なし坦々面」がやってきました。意外に小さなどんぶりだね。
少し太めのビーフンのような白っぽい麺。
底の方からひっくり返すようにすると、赤黒いタレが絡んできます。やっぱり辛そうだ。
様子を窺うように、啜ってみます。
一瞬噎せそうになるも痛いほどに辛いということでもない。
でもね、その麺を啜りながらご飯をパクつくという、ちと妙な構図になってしまった。
食べ進むうちに汗が噴き出してきても何故か清々しく、テンションが上がってくる。
ご飯をお代わりして、そこにどんぶりの底の赤い残滓をぶっかけてかき込むという暴挙に出てしまう。ふう~。
ああ、杏仁豆腐の甘さが優しい(笑)。
けど、不思議と満足なのは、辛いものの醍醐味が少しは覗けてきたってことかな。
隣のオヤジが食べていた「四川麻婆豆腐」も旨そう&辛そうだ。
「看板メニュー」と題された品書きには、「土鍋入りフレッシュうさぎ肉」「大評判特製黒豚チャーシュー」「刺身用エビの揚げ炒め 山椒香草風味」などなど、堪らん感じのラインナップが並ぶ。
特級厨師が振る舞うというこちらの本懐は、夜に来ないと分からないのかもしれないね。
「銀座 芝蘭」 中央区銀座7-8-15 銀座新橋会館2F 03-3573-0301
column/01574