
「日比谷映画」「みゆき座」も閉館し、閉鎖された飲食店が散見されて、黄昏を感じさせる日比谷のガード脇にある「慶楽」へ。
創業昭和25年というなかなかの老舗だそうですが、店全体から草臥れた印象を感じさせるのは、経年という理由からだけでしょうか。
マスコミでも話題の品だという、
「上湯炒飯」をいただきます。
まずはスープだけを掬って啜ってみる。
鶏がら中心のスープは、一定のコクも風味も感じさせない、浅い味わい。
熱々なのはいいけどね。

炒飯の塩分と混ぜ合わさると丁度いいように加減されているのかもと、
スープを動かしてからまたひと口。
確かに塩梅よくなって、奥行きが生まれてきた。
恐らくは、お酒と一緒に広東料理を楽しんだ後の〆に、サラサラといただくのが一番合うようにも思います。
「慶楽」 千代田区有楽町1-2-8 慶楽ビル
[Map] 03-3580-1948
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