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池波正太郎が云々スープチャーハン「上湯炒飯」が云々などなどが話題で、TBS「噂の東京マガジン」で見る區傳順さんの白髭と柔和な語り口が印象的な「慶楽」へ再びお邪魔しました。夜行くのは初めてだ。ひとまず、塩辛い「搾菜」と「焼賣(シュウマイ)」でビールを干す。粗い挽肉に手作り感充分なシュウマイ
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だね。ドーンと大皿による提供を想像していたら、帆立やら海老やら烏賊やらの海鮮と野菜たちの炒め物も「蛎油牛肉(カキ油入り牛肉ノ煮物)」もアルマイトな特殊な器に載ってやってきました。上品な盛りであります
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。蓋状になっているので、カパッと開けてみたら中は空。「これって炭とか入れるんじゃないの~」とホールのお姐さんに訊くと、「以前はお湯を入れてたんだけど、今は入れてない」んだと云う。ま、そうだろね。甕出しの招興酒をロックで舐めつつ、鶏だったらコレだという「白切肥鶏(ウデトリ)」を
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。蒸し鶏を白髪葱を刻んだ醤油タレでいただくもの。水餃子
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を食べたらもうお腹一杯になってきた。”純”廣東料理をショルダーフレーズにするだけに、妙に強い味付けはなく、ベーシックで普遍的な安定感安心感のあるお皿たちが「慶楽」の真骨頂なのでしょう。「白髭のシェフは今日はいらっしゃるの?」と帰りがけに訊いたら、「もう、帰りましたヨ」。今夜いただいた品々のいずれかは、シェフの手になるものなの、かな ?
「慶楽」 千代田区有楽町1-2-8 03-3580-1948
column/01476再会
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。