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ホテルユニバースの裏手筋へ廻り込むも目指す店らしき景色が見つけられない。
もしやと両手を伸ばせば左右に届いてしまいそうな路地へとさらに入り込むとそこに、それはありました。
「とり健」と標した丸い灯り。
店の顔を見ただけで、これはいけそうだとこうもはっきり感じさせられることは稀なので、なんだかワクワク。
余席が心配でしたが、運良くカウンターの一番奥に席を得ることができました。
ひとまず「おまかせ八本コース」をお願いします。
ジョッキとともに出てきた「寄せ豆腐」は醤油などではなく、出汁の利いた煮凝りでいただくもの。
ほうほう。
焼鳥は、それぞれ部位の特性に応じて、たれか塩かがあらかじめ決まっています。
まずは、「れば」「つくね」「皮」とたれのラインナップ。
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![toriken04.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/03/toriken04-thumb-66x49-9342.jpg)
火の通し加減が絶妙の「れば」に唸ります。
かりりとろりの「皮」も、いい。
そして「ささみ」「砂肝」「はつ」に「首肉」、「やげん」は塩で。
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![toriken09.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/03/toriken09-thumb-161x120-9351.jpg)
コリコリ食感とこびり付いた骨際の肉のコントラストを味わう「やげん」とは、軟骨のことだ。
「煮込」には、「ガーリックトースト」を添えてどうぞという提案に乗ってみる。
![toriken05.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/03/toriken05-thumb-245x183-9354.jpg)
![toriken06.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/03/toriken06-thumb-245x183-9357.jpg)
ほうほう。悪くない。
焼酎は、黒糖「朝日」、芋の「白露」「竹山源酔」「ほていさん」で。
ちゃきちゃきの江戸っ子だってねーと(?)間に「しやしとまと」なんかをはさみつつ、
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![toriken10.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2009/03/toriken10-thumb-245x183-9363.jpg)
最後は「とり雑炊」で〆る頃にはもう、すっかり満足の酔っ払いです。
茅場町路地の焼鳥「とり健」本店。
![toriken01.jpg](https://ishouari.com/0504/toriken01.jpg)
それにしても、身近にこんな店があるなんて、知らなかったなぁ。
「とり健」本店 中央区日本橋茅場町2-14-8
[Map] 03-3639-9671
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。