ワイン食堂「蒔弦」で 大人のナポリタン新店のその名はZIGEN

zigen.jpg新川の裏通りの角にあった珈琲の店「ハナミズキ」。 いつの間にか灯りが燈らなくなってから季節は巡り、 短い秋が過ぎて冬の色が濃くなってきたそんな頃。 「ハナミズキ」のあった場所に工事用車両が駐まり、 作業着姿のひと達がなにやら作業中。 新しいお店の準備が始まったのだなぁと、 暫しの間その様子を眺めていました。

オープンエアな使い方もできる折戸はそのままに、 Fix硝子のひとつに幕板を流してある。zigen01.jpg「ハナミズキ」の頃の調度を上手に活かしつつ、 独自の設えも追加して仕立てる感じなのでしょう。

店頭の開店告知には、ワイン食堂「蒔弦 ZIGEN」とある。 ワイン食堂というのは、如何にもそうなりそうな雰囲気だけど、 「ZIGEN」というのはなんだか曰くがありそうで、気になります(笑)。

そして迎えたオープン日の11月15日。zigen10.jpg店頭には、開店を祝う生花が飾られて。 硝子部分に対して作業していたのは、 ワインボトルのショーケースを設えていたンだね。

カウンターの天板も特異なデザインの椅子も、 「ハナミズキ」のものそのままのような気がする。 その向こうに新しく設けた棚に並ぶワインボトルの列。zigen03.jpgzigen04.jpg厨房を見上げれば、紅いSTAUB鍋が幾つも詰まれています。

オープン早々のメニューから選んだのは、「大人のナポリタン」。zigen05.jpgzigen06.jpg目の前から聞こえてきていた炒め音。 麺がつるんとしたタイプゆえなのか、 ケチャップの粘度がそうさせるのか、 妙に艶めかしいテリのあるナポリタン。 その辺りが”大人の”と形容する由来なのでしょか。

zigen07.jpg オープン当初メニューの「和牛100%ハンバーグプレートランチ」がその後、 「黒毛和牛100%ハンバーグランチ」に。zigen08.jpg滴る肉汁なんて、ただの脂じゃんと思っていても、 やっぱりそそられるものでありますね(笑)。

一見なんの変哲もなさそうな「ビーフカレーライス」。zigen09.jpgドミグラの気配を帯びた粋な仕立てで、一気呵成に平らげてしまいます。

新川の裏通りに生まれたワイン食堂、その名も「蒔弦 ZIGEN」。zigen02.jpg店長らしき方に、店名「蒔弦 ZIGEN」の由来を訊ねてみました。 「次元大介のジゲン、ではないですよね?」。 ところがそのお応えには拍子抜け(笑)。 社長の閃きからつけられた店名らしく、次元大介とは関係ないらしいけど、 それ以上については今度またよく聞いておきます、と。 あ、もう一軒の”ジゲン”を思い出した。 恵比寿一丁目の手打ち蕎麦店も「慈玄」でありました。

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「蒔弦」 中央区新川2-6-14 新川2-6ビル [Map] 03-3553-5833
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