column/02306
ナン カリーハウス「Kandy Street」
2日間で3杯目のカレーを食べるべく、炎天下の馬車道へ。「キャンディー・ストリート」は、スリランカ・カレーのお店(Kandyはスリランカ中部の観光都市)。威勢よく、「らしゃいま!」と声を掛けてくれたのは、なるほど彼の地から訪れているヒトのように拝見できます。辛さを示す☆が無印のダール豆とほうれん草の「ダールカレー」やココナッツベースの「カボチャカレー」から、4つ☆の「スリランカチキンカレー」、5つ☆のスパイシー「ポークカレー」まで9種がメニューしている。可愛く、2つ☆の「キーマナスカレー」をお願いしてみましょう。カウンター越しに、「きまなす!」と云いながらスッと差し出されたプレートにはサフランライスにサラダ、カレー粉に和えたポテトが載っています。続いて今度はウンウンと頷かれながら受け取ったボウルは、粘度の低そうな黒褐色のカレーで満たされています。サフランライスにジャバとかけてしまうには当たらないと思い、スープカレーの要領でいただくことにしました。ひと口目には薄いとさえ感じるほど、さらっとあっさり。辛味はほぼなく、もちっとコクが欲しいなぁと思っているうちに、じわりじわりとつまりはダシ味が伝わってくる。日常的に口にするんだったら、こういう感じの方が適しているのかもなぁとそんな考えも浮かんできます。ただ、ナンと合わせ食べようとすると、やはりボディが弱いかも。一方、「牛スジと野菜の煮込みカレー」は、2003年のハマカレー・コンテストの「ハマカレー・プロ部門」で金賞に輝いたものらしい。はて、“ハマカレー”とはなんぞや。そう括ってしまうのは、いいのか悪いのか。今はなき「横濱カレーミュージアム」も連動した地域活性化プロジェクトの一環だったのかもしれませんね。
「Kandy Street」 横浜市中区太田町5-63 045-641-1717
http://www.kandystreet-curry.com/