column/02070
ワイン会席と本会席「Mason d Asakawa」
以前通りかかった時以来に気になっていた「銀座木挽町W」でランチしようと行ってみると、そこには既にそれとは違う店名が掲げられていました。この11月に「Mason d Asakawa」としてリニューアルを施して、ひっそりと並ぶ「朝川」さんの、ワインも軸のひとつに加えたセカンドダイニングとしての位置づけを打ち出したきていたようなのです。黒い御影石調のエントランスの框でコケそうになりながら(笑)、落ち着いた和の装いのフロアへ。お昼の献立は、「アジフライとチーズフライ」「20食限定の海鮮丼」「特製胡麻鯛茶漬け」などから「10食限定松花堂弁当」まで7種。メニュー筆頭の「銀鰈の西京焼と出汁巻き玉子」をいただくことにしました。お待たせいたしました、とやってきたのは、なにやら逆三角錐イメージの物体。トップには飯椀、汁椀と小鉢が載っている。一瞬なんじゃこれっと呆然となるけど、あ、お重なのねと合点がいってパカリと3層になっているそれぞれをテーブルに上に展開。西京焼きと云うとすぐにイメージしてしまうのが俗称ギンダラだけど、この銀カレイと呼んでいる魚は、脂が不足ないながらも上品で、ご飯に合う一品としてなかなか悪くない。見かけほど肩の凝らない「Mason d Asakawa」で、グラスの赤ワインと「ビーフステーキ丼」なんてランチもありかも、だ。
「Mason d Asakawa」 中央区銀座7-16-14 03-3542-6466