Soul Bar「ALGONQUIN’S BAR」で 舐めるバーボン重なるメロウ

algonquin.jpgそれは、秋の終わり頃。 渋谷さくら通りの急坂にある「RISOTTOCURRY standard」のカウンターから、その本丸である代田の「世田谷BAL」へ。 賑わう「世田谷BAL」でグラスのワインをいただいて、すっと次々やってくるヒトたちに場所を譲る。 そこから緑道を沿い、住宅地を抜けシモキタへ。 茶沢通りを辿ります。
近々沖縄の実家に戻るという同僚が「ココ、ココ」と指で示すのは、 ジャズハウス並びの板張りの扉。algonquin01.jpg壁には、アフロヘアーの男女が向かい合う構図が描かれています。

扉に近づくと、扉の中央にさらに小さな扉。 パカリと開けるとカウンターを埋めるひと影が覗ける。algonquin02.jpgお向かいの「バーミヤン」の”桃”が硝子に映ります(笑)。

先客さんたちの背中に沿って、ちょっと横歩きに店の奥へ。 カウンターの角っこ辺りに落ち着きました。

バックバーにはボトルの列の代わりに、ギッシリのレコード。algonquin03.jpgalgonquin04.jpgalgonquin05.jpg 目の前のターンテーブルがするすると回って、店内の空気を心地よく震わせます。

「I.W.ハーパー」のロックあたりで改めての乾杯。algonquin06.jpg舐めるバーボンの柔らかさに重なるメロウなメロディ。 壁に掛けられた額のひとつにはジミヘンがいる。 今の曲は誰のだろう。

シモキタの一隅がよく似合うソウルバー「ALGONQUIN’S BAR(アルゴンキンズ・バー)」。algonquin07.jpg“ALGONQUIN”は、ニューヨークにある伝説的な老舗ホテルの名前を冠したものだそう。 こうしてターンテーブルが紡ぎ出す音色に包まれながらウイスキーの琥珀を傾けるのは、 なかなかに心地いいことを再発見。 仲間と一緒でも、おひとりさまでも。 こんな店が近くにあったらいいのにな。

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「ALGONQUIN’S BAR」 世田谷区代沢5-6-14 [Map] 03-3412-6942
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