column/00465再会
French dining「太陽と月」
まだ口にしていなかったこの年の新酒をいただこうと、数少ない所沢のフレンチ系統のお店「太陽と月」に再訪しました。ランチ時には近所のおばさま方で賑わうという店内は、夜の部もそこそこの客の入りです。コースメニューでなくて、アラカルトでとメニューを受け取ってはみたものの、ほとんどがプリフィクスのメニューと重なっているので、不躾ながら各々分のコースをシェアしてしまうこととしました。早速開けてもらった「Domaine Tante Alice」は、円やかで早くも厚みと奥行きを感じさせてくれるようで、いいね。ところが、冷製「マグロと甘海老のタルタル仕立て 岩海苔風味のソース添え」や温製「牡蠣とアンディーブのグラタン サフラン風味」といった前菜や、長いタイトル「所沢宮元町の本木さんが育てたウズラのフォアグラとキノコ詰めロースト 巣ごもり風」、「仔羊骨付きロースのロースト 粒マスタード風味 茄子のムサカ添え」、「本日入荷の鮮魚のポワレ(=鱸)」などなどをいただくも、真ん中に色々なお皿を並べてシェアしてしまったため、お料理の温度や量感なんかそっちのけ状態で、美味しさが余り記憶に残らない。やはり、お作法真っ向無視の宴会食べはいけないね。ごめんなさい。そんな猛省を覚えつつ、都合3本目となるロワールの「Saumur Champigny」の芳醇を楽しむのでありました。
「太陽と月」 所沢市御幸町7-14 MAC所沢ビル2F 04-2925-7622