ほうじ茶「森乃園茶房」で 抹茶と違いほうじ茶パフェは熟々難しい

morinoen.jpg洋食「Grill TSUKASA」への道すがら。 人形町通りから甘酒横丁へと折れ入ったところでいつも感じる香ばしさ。 煎ったお茶の薫りをふふんとさせている犯人は、ほうじ茶の店「森乃園茶房」だ。 日本茶あれこれではなくて、ほうじ茶の専門店として謳っているあたりが興味を惹いて、看板を見上げれば、創業大正三年とある。 人形町の老舗のひとつなのですね。
morinoen01.jpg店左手の脇道には、「甘味処 営業中」の看板。 へーと思いながらショーケースを覗くとそこには、 背の高いグラスのサンプルが並んでる。 そうですか、そうきましたか(笑)。 さすれば早速、人形町で「パフェラッチ!」。 横手の入口を入り、再び香ばしさに包まれつつ二階への階段を上がる。 殺風景にも映るフロアの窓際テーブルに進んで、一応お品書きを横目にする。 ほうじ茶のお店ですもの、何にするかは決めていたけどね。 morinoen02.jpg ほうじ茶を啜りながら、「ほうじ茶パフェ」の到着を待つ。 ひとりぽつねんとパフェを食べんとするオヤジがいる光景ってどうよ、 などと考えつつ(笑)。 トップのクリームは、如何にもほうじ茶色をしているけど、舐めてみると、モカのような、残り香に微かにほうじ茶の風味があるような。morinoen03.jpg最中の中身は滑らかな粒あんで、キューブ状のシフォンなヤツは、ん?なんだろう。 白玉に並んでいる褐色の玉にもほうじ茶が使われているような、そうでもないような…。morinoen04.jpgその下に潜んでいた薄茶色のアイスからは口の中で溶け終わる頃に、ほろ苦いようなほうじ茶の風味がする。 でもそれは、そう思って食べればこそのもの。 morinoen05.jpgmorinoen06.jpgmorinoen07.jpg そしてグラスの底の寒天が茶色を帯びて見えるのは、ほうじ茶由来かそうでないのか。 うーん、熟々、ほうじ茶パフェは難しい(笑)。 抹茶だったら、その鮮烈な風味とあんこなどとの相性もあって、創り易いだろうことが反って際立ってくるンだ。 自家焙煎ほうじ茶の店「森乃園茶房」。morinoen08.jpgここはひとつ専門店のこだわりを発揮して、食べるほどに舐めるほどに「おー、ほうじ茶だぁ~」とニヤケてしまうくらいの「新・ほうじ茶パフェ」の開発を期待しまっす。 口関連記事:人形町「Grill TSUKASA」で ハヤシライスがっつり赤身麦豚ソテー(09年06月) 「森乃園茶房」 中央区日本橋人形町2-4-9 [Map] 03-3667-2666 http://www.morinoen.co.jp/
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