麗らかな5月の陽射しの下、昭和通りに面して扉を開け放っているカフェの店先に「山形冷しらーめん」と縦書きされた木札が立て掛けられているのが目に留まりました。
「ロコモコ」などのカフェらしいメニューの中に「山形らーめん」そして「山形水らーめん」というメニューが並んでいるのです。
ここかぁ、と早速闖入。
通りに向かうテーブルでいただきます。
緩く冷えたスープを啜ると、鰹の香りがフンとして、すっきりした旨味が残る。
ホタテ、アタリメ、日高昆布、しいたけ、煮干、鰹で取ったダシにオリーブオイルで作った香味油を加えたというスープに冷たく絞めた喉越しのいい麺がマッチして、たしかに”冷やしたラーメン”的な風情がある。
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