例によって、「Again」での村田Only One Liveを楽しんだあと、武蔵小山駅前の横丁に潜り込む。
日曜日の夜とあって、閉めているお店も少なくないけど、
それでもなんだかワクワクするのはなぜなのでしょう。
駅前で煙もくもくさせている立ち喰いやきとりで有名な「鳥勇」の裏手角で、”TUNISIA”という文字を見つけました。
先日の洋食亭「いし井」や麺屋「兜」もすぐ近く。
こんなところにチュニジア料理のお店があったとは、なんだか大発見な気分(うふ)。
元はラーメン屋?的普請が味であります。早速、お邪魔してみましょー。
入れ替わりにカウンターを離れた先客のおふたりが、
「うーん!おいしかったよ、またくるね!」と告げながらドアを出て行く。
「ありがとね~」とそれを追うニコヤカな表情に迎えられました。
「ええっと」。
どう攻めればいいのかなぁと相談しながら、決めたメニューがまず「ブリック」。
じゃがいも、玉子、ツナ、パセリをクレープ生地で包んで挙げた料理で、手で持って食べてねと云う。
仰せの通り、レモンを絞ってから両端を持って真ん中に齧り付くと、なはは、今にもとろんと零れ落ちそうな玉子の黄身が顔を出した。
垂らすと勿体ない(笑)と、そっと啜るように口に収めて、軽妙な生地の歯応えとじゃが芋&ツナのしっとりしたあんと玉子との合奏を残さず味わう。
食べ終えて気がついた。これって食べたことある!って。
そうだ、大久保の「ハンニバル」ってチュニジアレストランだもんね。
そして、マトンが食べたいと云うと、クスクスかハンバーグがおススメだという。
うん、ならばとトマトソースのマトンのハンバーグ「キフタ」をお願いする。
少々辛味のついたトマトソースにしっとり煮込まれたハンバーグを齧れば、マトンの風味が妙にそそる。
おほほ~、うまい旨い。
熱々にしてくれたパンには、黒い種のようなものが織り込まれていて、パプリカやコリアンダーなどのペースト「ハリサ」をつけていただくスタイル。
一見コチュジャンのようにも見えるけど、恐る恐る咥えると、辛味は程々で、パンに塗っても違和感のなく、ハンバーグのソースともよく調和してくれます。
「たまたま、大久保のチュニジア料理のお店に行ったことがあるのだけれど…」と話すと、「あ、ハンニバル!」。「そうそう、ハンニバル、きっとチュニジア料理のお店ってそう多くないですもんね」と返すと、「ワタシ、ハンニバルにいたのよ」と云う。おお、なんと、そうですかぁ。
訊けば、静岡の花博に際して来日して、「ハンニバル」を経て、「イリッサ」を開いたのだという。
なるほどね。
チュニジアはどこにあるかというと、アフリカ大陸の北の中央にある。
アフリカの料理と聞くと直球エスニックなものと思いがちだけれど、ちょと違う。
対岸のイタリアを含めた地中海地域の料理と考える方が、イメージが近いものになるかもしれないね。
やっぱり、こんなところに!のチュンジアレストラン「イリッサ」。
「長原の方にもお店あるのよ」。了解しました(笑)。
口関連記事:
チュニジア料理「ハンニバル」 でブリッククスクスケリビアソース(06年01月)
洋食亭「いし井」 でご飯の友ビーフジンジャーぶわんと生姜風味(08年03月)
麺屋「兜」 で求道的淡麗スープのチャーシューめんかぶとめし(08年04月)
「イリッサ」武蔵小山店 品川区小山3-19-5 03-3786-5332
http://illissa.web.fc2.com/
column/02587
すごいところにありますね^^;
行ってみたいです~。
Re;くにさま
まいどです♪
武蔵小山の路地って、沿線のヒトじゃないと縁遠いかもしれないね~。
今度、一緒に探検してみる?(笑)