盛岡じゃじゃ麺「おでって」でじゃじゃ麺欲張りセット大勝軒の疑惑

odette.jpg思えば、盛岡じゃじゃ麺専門店「じゃじゃおいけん」へと訪れたのが、三軒茶屋と環七の中間点あたりでした。 そしてそこから程近い、246と環七が交差する上馬交叉点近くにもじゃじゃ緬を供してくれる店があるという。 以前お邪魔した、松尾貴史縁のバー「bar-closed」の並びだな、と目標を定めて足を運びました。
先客のないホール左手のカウンターで壁に正体する。 「盛岡じゃじゃ緬」小中大特大に「欲張りセット」、スープ餃子の「ミニセット」と品札が並びますodette01.jpg。 振り返った壁には一転、「正油ラーメン」「味噌ラーメン」「塩ラーメン」、「魚出汁つけ緬」なんて品書きodette02.jpgもある。ん~、なぜだろう(?)。 どこかストイックな職人が醸すような緊張感も纏うあたりが好感だった専門店「じゃじゃおいけん」とは違って、どこか自由な店構えです。 要領を得ないまま「欲張りセット」をお願いしました。 odette03.jpg odette04.jpgセットされているのは、茹でた野菜たちと塩豚がどさどさっと入った小どんぶり。 壁に貼られた「セットメニューの美味しい食べ方」には、一定量の麺を先に塩豚茹で野菜の器に移しておいてから、じゃじゃ緬をいただき、追ってつけ麺風になっている塩豚茹で野菜の器に挑め、とある。 どうもそんなまどろっこしいのに意義を感じず、まずは、その塩豚の器に麺を移し浸ししては具を噛み、スープを啜りして平らげる。 続いて本題のどんぶりに進みます。 odette05.jpgodette06.jpg odette07.jpg麺の白とコントラストをみせる肉味噌をおろし生姜と一緒に崩して、 ぐにぐにと混ぜ和える。 ペロペロと味見をしてから青森ニンニクやゴマラー油を適宜投入、啜ります。 ズズ、ニュニュ、ズズ、ニュ。 「じゃじゃおいけん」では、麺そのものにも肉味噌の風味にも感心するよな醍醐味があったのだけれど、特段それを感じないのは、「じゃじゃ麺」お初じゃないからのことなのでしょうか。 麺をおおよそ平らげたところで、「チータン!」と宣告します。 すると、目の前のどんぶりを持ち上げて、厨房へと戻っていく。 折り返し届いたのが、そう、「チータン」。odette08.jpg昆布、干椎茸、鳥、葱で採ったというスープを注ぎ、玉子を溶き、肉みそを追加してくれています。 ちょっと啜って、少々塩が欲しいかしらと卓上の藻塩をパラパラと振れば、うんうん、素敵なスープの出来上がり。これは、悪くない。 環七沿いで、赤提灯と縄暖簾が誘う「おでって」。odette09.jpg「おでって」とは、盛岡の方言で「おいで」という意味らしい。「おでってくなんせ」で「どうぞいらしてください」。「いらっしゃいませ」という店名ということになるね。 あ、そうそう、昼間は「大勝軒」の暖簾が掛かっているというのは、ホントでしょうか。 いやいや、そんな節操のないことはしてないですよね。 口関連記事:   Bar「closed」で 環七の車列を見下ろす硝子越しとブラントン(03年12月)   盛岡じゃじゃ麺専門店「じゃじゃおいけん」で 大満足じゃじゃ麺(07年08月) 「おでって」 世田谷区野沢2-34-2 サンワイズ野沢1F 03-3487-4848
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