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盛岡じゃじゃ麺専門店「じゃじゃおいけん」で 大満足じゃじゃ麺
三軒茶屋と環七の中間あたり。
246からちょっと反れた裏通りに「じゃじゃおいけん」はあります。
迎えてくれるのは、ほんの8席ほどのがっしりとしたカウンターと端正な顔立ちの兄ちゃん。
メニューは「じゃじゃ麺」のみなので、その量を伝えるのが注文になります。
結構食べれちゃいそうな勢いで2人前の「特盛り」と云いそうになり、既でのところで躊躇。
ひとまず1.3人前(1.5ではないのね)だという「大盛り」をお願いしました。
すぐ脇の壁に新聞に載ったお店の記事が貼ってあり、盛岡出身の店主が開いた東京風じゃじゃ麺が好評だ、とある。
そっか、”東京風”なのかと思いながら、続いて卓上の「盛岡じゃじゃ麺の食し方」を読む。ふむふむ。
「はい、らー油やお酢をお好みでかけて、よく掻き混ぜてから召し上がってください」とどんぶりが到着しました。中央に肉味噌。
その廻りにらー油をくるくるくる、お酢をくるくる、おろし大蒜をちょと入れて、おろし生姜や胡瓜の千切りと一緒にグニグニグニグニとかき回す。
様子を窺うように数本を啜ってみる。
もっとらー油入れちゃってもいいかも。もう一回くるくるくる。グニグニグニ。
で、また、啜る。
うほぉー、いい感じー。
肉味噌が十二分なコクと旨味を支えてくれていて、そこにらー油の辛味と胡麻の風味がキレと膨らみを与えてくれている。少し色の浅いらー油は自家製だそうで、辛味を弱め、その分胡麻の風味を強くしているンだという。
だからたっぷり使っちゃうのがいいんだね。
麺はというと、やや平べったい太麺で、イメージとしては「二郎」の麺をひと回り太くして少し嫋やかにした感じ。
粉の味わいがしっかりとして、肉味噌その他もろもろの味つけに負けない力強さがある。
うん、うまいウマイ!
郷土の麺料理にして、近頃流行の“汁なし”“スープOFF”と同系統の魅力をも持っているってことになるね。
そしてさっきの「食し方」には続きがあって、麺や味噌を全部食べずにちょっと残しておいて、そこに笊に置かれた玉子を割り入れて混ぜ、声をかけると、そこへ熱々のゆで汁を注いでくれるのです。
これが「チータンタン」。肉味噌やネギを含んだカキタマなスープ。
再びらー油をちょろちょろとかけて啜ればこれがあーた! ゆで汁じゃなくて、スープ割りでしょ?っていうくらいにイケテしまうのです。
完飲完食だ(笑)。
「おいけん」は、店主の名前から。
残ったスープを雑炊にしてくれるラーメン店にも感心したけど、それを上回る満足感を与えてくれた「じゃじゃおいけん」。
いいぞっ。
「じゃじゃおいけん」 世田谷区上馬1-33-11 03-3418-5831 http://www.jyajyaoiken.com/