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19時ちょい前にインズ3の隅っこを訪れると、
空席待ちの列は、L字に折れ曲がってマックの角まで及ぼうとしていました。
うー、今日も混んでるぅ。
並べば遅からず嗅ぐことになる、香しき炒めアロマに鼻をひくひくさせながら、文庫本かなんか読んで気持ちを抑えます。
テンポよく、傘立ての前までたどり着き、「先頭の方ぁ!」と呼ばれました。
さてここからが大変です(?)。
気分はもう魅惑的な炒め油の飛沫に包まれたようになっているのに、敢えて「カレーライス」を注文もうとしているのですから。
そもそも「ジャポネ」の行列に並ぶのは、ジャンクさをも含んだあの香ばしき炒め麺の魅力と炭水化物が齎してくれる膨満感的満足感に惹かれてのこと。
なのに、そして折角並んだのに「カレーライス」食べようっていうンだから、すっかりへそ曲がり(笑)。
止まり木に腰を据えながら、窺うように「カレー、ライス…、ジャンボで…」と告げると、あのシャキシャキっと調子のいいオヤジさんも、一瞬息を呑むようにして「ポ、ポークカレー、ですね?」と。
丸椅子を埋めている左右のヒトたちや壁に沿う周りのヒトたちが、「おいおい、アイツ、カレーライスだってよ、アホちゃうか」と、瞬間、眉間に皺寄せたような気がしたのは、ただの自意識過剰でしょうか。
嘗て「スパゲッティ&カレー」と謳っていた「ジャポネ」だものなにがイケナイのさ、と自問自答(笑)。
![jyapone01.jpg](https://ishouari.com/080310/jyapone01-thumb-66x49.jpg)
さて、炒めるスパゲッティとは違って、ご飯盛ってカレーをかければ出来上がるポークカレーはすぐにご提供。
スプーンの持つところがなくなるほどたっぷりとルーが盛られたお皿が渡されました。
![jyapone02.jpg](https://ishouari.com/080310/jyapone02.jpg)
ドプッとしたとろみは、固形のルーを連想させる重量感。
![jyapone03.jpg](https://ishouari.com/080310/jyapone03-thumb-50x66.jpg)
もっさりとした食べ口で、家庭で普通にカレーを作るときに中辛ルーを入れすぎちゃった感じ、といえばイメージし易いかもしれません。うむ。
出汁の旨味や豚肉の魅力は特には伝わってきません。
後日、「インデアン」にも挑戦。
![jyapone04.jpg](https://ishouari.com/080310/jyapone04.jpg)
小松菜や椎茸を合わせ炒めた太麺に件のカレーをかけてくれる、カレースパであります。
炒め麺の魅力も味わえて悪くはないのだけれど、うーん、右隣の「ジャリコ」や左隣の「バジリコ」がやっぱり気になる(笑)。
頭上の幕板に並ぶパネルメニューの左隅に「ポークカレー」と「インデアン」
![jyapone05.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2008/03/jyapone05-thumb-20x15.jpg)
。
もしもふとへそ曲がりな気分になったら、「ジャポネ」で「ポークカレー」、いかがでしょ。
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