今日のお昼は、
丸善もほど近い日本橋の路地にある「今泉」へ。
群青の暖簾の脇に立て掛けられた黒板
には「穴子重」「白身丼」、そしてカキと穴子を軸にあじやいか生鮭などのフライを組み合わせた定食が並んでいます。
「今泉」という名は、素直に大将の姓が今泉さんだから故なのでしょうね。
硝子越しに店の中を覗きながら戸を引くと、まず座らされたのが入ってすぐのカウンターの隅。
幕板に膝が当たり、ここで食事するのはちょとシンドいのではと思っていたら、空いた席への移動を促されました。なるほど、ウェイティングシートだったのですね。
お願いしたのは、「カキ穴子フライ」。
まず目を惹くのが、穴子フライの海老反り具合(エビじゃないので、穴子反りというべき?)。
横から見ると、下弦の月さえ連想する綺麗な半円を描いています。
噛めば湯気の立つほっこり白身。比較的細かいパン粉による衣との相性も悪くない。
そして、メインと考えていたカキフライ。
到底牡蠣ひと粒を揚げたものとは思えないサイズと少し角張ったようなフォルムが興味深い。
無造作に大口開けて齧り付いてみる。
なはは~(笑)。
コボレ出さんばかりに牡蠣の身が溢れ、磯香を撒き散らす。
注文をお願いしてから揚げた割には、多粒型牡蠣フライの揚げ時間としては要した時間が短かったのは、揚げ口を結構レアにする仕立てだからなのですね。
どっち?と訊かれたら、じっくりじっくり揚げて、旨味を活性させながら閉じ込めた感のある「廣田」のカキボールに軍配だけど、これはこれで、うん、醍醐味ありあり。
夜に訪れたらどんな感じになるのだろうと振り返る、
日本橋の路地でありました。
「今泉」の夜の様子は、昼夜突撃しちゃってる
コチラで。
口関連記事:
食堂「廣田」田園調布 で牡蠣料理の醍醐味を識る(08年02月)
「今泉」 中央区日本橋3-1-15
column/02511
そんな仕上げなもので、ホタテなんかもレア気味でうまいそうです。
だけど、この季節だけは、どうしてもカキフライを注文しちゃうんだよなー。
Re;のむのむさま
おー、なるほどそうですね。真ん中レアなホタテをむんずと噛むと、これまた、なんてね。
今度はホタテとカキフライにすればいいのですな。