嘗て賑わっていたであろう繊維問屋街も、今や昔。
夜ともなれば、基本ひっそりとした界隈。
ただ最近は、栄方面からじわじわ浸食するかのように飲食店が増えているようで、徘徊の虫が疼いてきます(笑)。
先日闖入した「銀Sari Bar」を横目に、漫ろ歩くと早速、
”瓦そば”という文字が目に飛び込んできました。
瓦そばとはなんじゃらほい。
これは確認せねばなりません(笑)。
慎ましくカウンターの入り口寄りに滑り込んで、まずビール。
「Heineken」にDARK LAGERってのがあるの、知ってました?
ギネスあたりの黒ビールとはまた違う、
焙煎の香ばしさとコクがちょっと付加された感じのピルスナーなのでありますな。
何気に注文んだ「土手煮」が妙に旨い。シツコくない八丁味噌の仕立ての中から、
要所を得た旨味がどんどこ花開く感じ。
「山ちゃん」首脳陣に偵察に来て欲しいくらいだもの(笑)。
「荷葉のしずく」という蓮根の焼酎をペロペロ舐めながら、
「甘海老の干物」をカジカジ。
そろそろ標的に近づこうと、「瓦焼き 豚バラ」を。
あっつ熱に焼いた瓦の上でじりじりとした豚バラ肉をはふはふといただく。
ほうほう。
するってーと、PIN名物「瓦そば」はと迎えると、
同じく熱々の瓦にのっているのは意外や茶そばだ。トッピングに追加した甘辛味の牛肉と、
デフォルト錦糸玉子とを茶そばと一緒に掬い上げ、
温かいそばつゆに浸して啜る。
半ば焼けて、ところどころにパリパリとした食感をさせながら、
熱気とともにいただけるという不可思議なそばは、
山口の郷土料理なのだという。
へ~。
瓦にくっついちゃったヤツを引っ剥がしつつ、さらに啜る。
どうしてこんなことをするようになったかはよく判らないけど、
面白いね。
え?夏場も食べるのかなって(笑)?
1の目を示す賽子を象った居酒屋「PIN」。ひとり客の集まる、シングルズ・バーではないようです(笑)。
口関連記事:こだわりご飯バー「銀Shari Bar」 でお茶碗御飯(07年10月)
「PIN」錦店
名古屋市中区錦2-7-21 [Map] 052-222-7600