![kojimaya.jpg](https://ishouari.com/070609/kojimaya.jpg)
アイデンティティを拾いに再び、
武蔵野うどんのメッカ東村山に降り立ちました。
目指すは、武蔵大和へと抜ける街道沿いにある「小島屋」さん。
青銅色の板壁の軋んだ建物にオレンジのテントが印象的な刺し色になっています。
いい顔してるね。
色褪せ具合がこれまた味ある暖簾を潜れば、
古びた店内は、奥の畳の間も含めて既に満席だ。
ちょうど啜り終えたおっちゃんと入れ替わるようにテーブル席へ。
オーダーは当然「肉汁うどん」。
思い切って、「特々」盛りに挑みます。
「天ぷら、なんか載せる?」とオバチャンに訊かれ、「じゃ、ごぼうで~」。
「ほい、おまちぃ」。
![kojimaya02.jpg](https://ishouari.com/070609/kojimaya02.jpg)
この濃い色を帯びた、地粉な風貌がそそるでないの。
冷静を装いながら、その実矢も楯も堪らず、豚ばら肉の浮かぶつけ汁にひたと浸して、その内地粉を啜る。
![kojimaya03.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2010/11/kojimaya03-thumb-245x326-16811.jpg)
![kojimaya04.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2010/11/kojimaya04-thumb-245x326-16814.jpg)
いやはや。うみゃいなぁ。
イメージにどんぴしゃなうどんの食味、鰹×豚バラエキスなつゆのしどけなさ。
うんうん、ずるずる。
うんうん、ずるずる。
頷きながら啜ってやがる(笑)。
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ちょっとほろ苦いこの薬味はと訊けば、ふきのとう。
ニクイね。
![kojimaya06.jpg](https://ishouari.com/070609/kojimaya06.jpg)
たっぷりな盛りもあっと云う間に食べちゃった。
これぞ、武蔵野うどんの基本形と思う、手打ちうどん「小島屋」。
![kojimaya01.jpg](https://ishouari.com/070609/kojimaya01.jpg)
![kojimaya07.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2010/11/kojimaya07-thumb-66x49-16821.jpg)
啜り終えて満足満腹の顔をあげた先の写真には、「でぶや」の面々が。
石ちゃんも来ていたのですね。
満腹で「炭焼だんご」が食べれなかったのが、口惜しいぜい。
「小島屋」
東村山市野口町3-10-3
[Map] 042-391-2638
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お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。