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「中華そば」そのものは否定派ながら、そういやここでご飯モノは食べた憶えはない。降り始めた雨の中寄ってみると、先客はひとり。「焼飯」と云ってから、言い直して「ポークライス」を。「餃子」も添えてもらいましょう。チキンライスのポーク版かと思うと、趣は異なっていて、ケチャップっぽさはかなり控えめな「ポークライス」
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。塩味もぐっと抑えてあるお陰で浮かび上がるほんのりとした甘さが全体の基調になってるね。玉子は、溶いたものでご飯をコーティングする方式ではなくて、細かい賽の目切りを含むよう
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にしている。後半物足りなくなりそうになるきらいはあるものの、このぱらぱら感は悪くない。「餃子」は、箸にして重い、中身ぎっしり系
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だ。皮を楽しむというよりは、じゅわんと滴る脂とともに肉餡を貪る
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のが醍醐味か。白い小皿の中身
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を啜ると、あは、あまりに味気ないと思ってしまった「中華そば」と同じスープ。こうして「ポークライス」そしてスープとを俯瞰してみると、主張し過ぎない突出し過ぎないことへの志向も窺えてくる。優しく控えめの頃合を守っていくべき「萬福」の味としているのかな。ただ、どうもノスタルジックな感傷を加味して語ることになってしまうスープにはやっぱり頷き切れません。
「萬福」 中央区銀座2-13-13 03-3541-7210
column/00740再会
お店が供する馳走に籠めた創意工夫、店の名の由来やそのデザインを「意匠」と捉えて探訪を続けています。
「萬福」のポークライスはケチャップライスよりも、ソースメシに近い感じかも。
久しぶりにラーメン注文して、昔懐かしい醤油スープをグビーッツと飲み干してみて下さい(笑)
Re;ヒロキエさま
あ~、あのほんのり甘いのは、ソースかもしれないですね。関西系とかの。
いや~、次行くとしたら今度は「焼飯」ですね、とりあえず(笑)。